2016年6月17日金曜日

夜が落ちてくるその前に -インド7日目-


今日はチェックアウト、夜行で北へ進軍します。

あさごはん
最後になるのでこの美味いカレーをもう一度食べておきたく、朝からバターチキンカレー。 うまあい。
いやーご飯も美味しいし、のどかで雰囲気もいいし、マスターは人がよくてサービスもいいし、去るのが名残惜しいぐらい。「日本の音楽のデータが欲しい」「クラブミュージック系がいいけど他のもなんでも」というので、とりあえずクラブミュージック系とポップスの間をとってPerfumeと電気グルーヴ、あとは手元にあった太鼓の達人のサントラ、他のなんでも枠には北島三郎からX JAPANまで幅広く入れてきました。シーズンには日本人観光客が多く訪れるというので、この宿に来ればこれらが聴けるかもしれません。
そんな素敵なこのお宿は、「Rambo Guest House」といいます。立地が離れるのとWiFiがかなり弱いのは難点ですが、ここまでサービスしてくれてとても安いのでオススメできますね。

最後はそのマスターにまた川まで送ってもらって、

またまた船着き場
また船着き場でしばらーく待って、向こう岸へ。
ハンピの街並み
ハンピに限ったことではありませんが、玄関口にはこうして魔法陣みたいな模様が毎朝?描かれます。魔除けなんでしょうか。
ひるごはん
朝食べたのでね、昼は控えときます。マンゴーラッシー。冷たくてとても美味い。80ルピー。
ここでゆっくりして、旅行代理店でもちょっとゆっくりして、そこに荷物を置かせてもらってから続・ハンピ観光へ。今日はハンピからほど近く有名なマタンガの丘とやらに登ってみたいと思います。

これ

これはまだ途中。あしもとちゅうい
だいぶあぶない
これがてっぺん 
遺跡がまるまる上から一望できる

ハンピ南側を望む。
登る途中は誰もいませんでしたが、てっぺんに登るとひとりだけ、しかも日本人の方がいました。日本人をほとんど見かけなかったのに、不思議な感じ。
てっぺんでは360度雄大な自然がながめられ、特に天気がいいわけでもなかったですが息をついて座り込んで色々と考え事してしまいました。この南側の緑あふれる景色もまた素晴らしいです。
しかしながら今日は夕日も望めませんし、これを下りるにあたって雨に降られるのは相当困るしで日の入りを待たず下りました。荷物を回収、夜行バスに乗りに一昨日着いたホスペットの街にもう一度向かいます。今度はローカルバスで。

さよならハンピ
路線バスの窓から見えているこの風景、5年ほど前まではバザールだったそうです。今は廃墟になって石組みだけ残ってるんですが、なんでもインド政府側がハンピを完全に遺跡だけにする意向で動いているらしいのです。観光客は全員ホスペットの街を拠点にすることになるんでしょうか。てことはあの街並みは近いうちに廃墟になる可能性が高いですよね。街はいつかは無くなるとしたもんなのかもしれませんが、寂しいのも確か。もうこの街には来ようと思っても二度とは来られないかもしれないわけですから。窓からちょうどバザールが見えたもんですから、勝手に物寂しい気分になってました。


前の方に座っていると現地の方に「前の方は女性が座るんだよ」と教えてもらいました。そういうマナーがあるんでしょうか、はたまたもっとしっかりした決まりごとなんでしょうか。決まりごとにしては後から乗ってくる現地人男性は前の方に座りまくってましたが。

一昨日着いた時は早朝で、すぐリキシャに乗り換えたので気付きませんでしたが、ホスペットはまあまあ大きな街です。鉄道もジャンクション駅になっています。そんな大きな街でハンピの旅行代理店のおっちゃん曰く「バス乗り場は向かいにヤマハのショールームあるからすぐ見つかるよ」、

いや見つかるかいな
嫌な予感がして事前に調べといてよかった。夜のインドの街にほっぽり出されてネットなしでこれ探せって至難すぎますからね。インド人の道案内は極めてアテにならんし。

ばんごはん
 給仕さんがいるような高級そうなレストラン。なにもそのつもりで入ったんじゃなくて、大衆向けそうな店構えのレストラン(なぜかインド人はレストランのことをホテルと呼ぶのでホテル)に入ると通されました。しかし値段はいたって普通。ビクビクしてましたがサービスチャージも取られませんでした。カレー90ルピーのナンが25ルピーとかやったかな。ただ味はハンピの宿のそれから旨み成分を抜き、スパイスをおもっきし足した感じです。こっちが正しい、というか一般的なインドのカレーなんでしょうが。全商品に「PURE VEG」の表示があったので、それで旨み成分が感じられなく、物足りないのかもしれません。

走れ夜行バス
もう派手なんだから。中国からずっと思ってたけど。でもこのぐらいの方がわかりやすくて外国人は助かりますね。
エアコンなしのバスで、走ってないと暑いので僕はひとり発車まで車の外で待ってましたが、今日はなぜか清志郎が響く夜でした。気分はとてもいいんですが、明日からまた大都市に戻って、心持ちも元に戻して警戒レベルを上げなければいけないわけです。そう思わなければいけないのも、ちょっと寂しい気もします。


しかし、ハンピ、前評判通りとてもいい村でした。ここまではなんだったのかと思うぐらい。デカン高原は降雨量が少なく、今は雨季のはずですけど僕らがいるときもおおむね快晴、こんな雨季のオフシーズンでも満喫できる場所だと思います。機会がある方は、是非。



1 件のコメント:

  1. ピュア ベジタリアン のカレーですか、読みは当たりですね。インドには約50%(統計上は30.40.等色々な数字が出てるけど)のベジタリアンがいますが、中でも厳格なピュア ベジタリアンは出汁にも動物性の物は使わない、命を断つから根菜類も使わないんですよね。旨味は無いでしょうねえ。精神が浄化されるそうですが、、、?
    カーストの上の人程お肉を食べない。その代わりに動物性蛋白を牛乳、ヨーグルトを多く摂取するそうです。植物性たんぱく豊富なひよこ豆のカレー(チャナ マサラ)も美味しいよ!是非食べてみて!

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