2016年6月21日火曜日

サンタナロッジ -インド11日目-


起きたらオリッサ州の州都・ブバネーシュワルに着いていた...はずでした。待てども着きません。遅延です。ま、するとは思った。オリッサ州はお天気なので、時間が進むにつれ多少暑くなってまいります。我々はエアコンなし寝台。少しだけ暑い。
あさごはんにサモサアゲイン
 こっちの物売りは青とんがらし入りで、塩を振ってくれます。かわらず20ルピー。

やっと着いた
結果2時間以上遅れました。まあ20時間乗ってるんでインドなら2時間は遅れるわな、って感じです。20時間乗って値段も800ルピーぐらいだったと思います。1100kmぐらい移動してるんで、そう考えるとまあ安いですしね。
ブバネーシュワルは目的地ではなく、今回の目的地はちょっとした東海岸のビーチリゾート、プリーという街です。プリーまではここからさらに鉄道で1時間。

インターシティ列車
 1時間乗って40ルピー。安いんでチェンナイのときみたいな、人がめちゃくちゃ乗ったドアガラ空きのコミューター電車を想像しましたが、普通に空いてました。長座席に横になって寝て移動したぐらいです。

到着!

プリー駅
 プリーはビーチリゾートという以上にヒンズー教の4大聖地の一つがある観光都市になっています。と同時に、日本人旅行者にはサンタナロッジという歴史ある日本人宿があることでも有名なわけですね。ここではリキシャの客引きは、アジア人といえば日本人、日本人といえばサンタナロッジということで、我々を見るや「コンニチハ、サンタナ?リキシャ?」でした。まあそんな彼らは回避して流しっぽいリキシャに乗り、

到着です
日本人のスタッフが2人もいて安心な感じです。さらにカンボジアでバンに乗り合わせてプレアヴィヒア・ベンメリアに一緒に行った方にも再会。あのバンの中の誰かにはまたどこかで会うかもなあなんて思ってましたが、あっけなく1ヶ月でまたお会いしました。

ひるごはん
サンタナロッジの食堂でいただきました。唐揚げのトマト煮、100ルピー。唐揚げなんてものを久しぶりに食べましたね。美味かったです。

Today's 救い
チャイはサービス。夕方と翌朝に宿に居ると、運んできてくれます。これは純粋に甘いやつです。あー素晴らしい。

実は我々はプリーに寄らず、ハイデラバードから直接北に抜けるつもりでした。しかしハンピ時点でその汽車はいっぱい。なので旅行代理店のおっちゃんの提案に乗り、プリー経由を選択した次第です。プリーは東海岸ということで遠回りですが、来て良かったと想いますね。

海へ歩く
漁村。漁民の皆さんがいっぱいいますが、彼らの多くは別の州からやってきて勝手に家を掘っ立ててやってるんだとか。子供たちはここでも可愛らしく写真を撮って欲しがりますが、そのあとすごくチップをせびってきます。うーん、。まあ普通に考えればわかるけど、なんとなく無意識下で現地の人を「いい人」と「我々を騙そうとしたり金づるにしようとする人々」に分けて考えてしまっていたなーと。世の中のだいたいのことは1か0かだけじゃないんですよね。その2つの間のどこかにいる人ってのが大多数なわけで。時と場合によっても変わってくるし。特に人の性質ってのは一定ではない。

とか、久々に外海を見たので砂浜に座って考えこんだりしてました。前にもどこかで書いたかもわかりませんが、外海ってのはやっぱりいいですね。特別な感じがします。と友人にいうと「高知出身やから?」と指摘を受けました。そうなのかも...しれません。外海は生活圏外だったので、そんなことはないのかも、しれません。

漁村に夕日が沈んで行きます
そして暗くならないうちに宿に帰りました。金属の壺に水を入れ、軒先で藁や木を燃やして水を沸かしている風景が印象的でした。クリケット少年がやってきて、ボール投げてくれって言われて、漁村の路地で人生初クリケットやったのも忘れられないでしょうね。チップも言われましたし、ペンくれも言われましたし、友人はチョコレートをめちゃくちゃねだられてましたが、100%「金巻き上げたれ」の感情でやってるとは到底思えない。このあたりはかつてはかなり貧しかったらしいので、その時からの一種の習慣としてごく普通にやってるんでしょうかね。(現在は現金収入も増えてモーターボートに乗っている、だとか。)
旅行していると物をもらおうとする人という存在には常に直面することになるので、一人一人がいろいろ考え、一応の答えを持って動くことになります。僕も東南アジアからずっと、出会う日本人旅行者とかとも考えを交換しながら考え続けてますが、結論だけ書くと一銭もあげていません。この結論の是非についてここで議論するつもりは毛頭ありませんが、こう書くと僕がどうしているか気になる方もいらっしゃるかと思いますので結論だけ書いておきます。
そうそう、あとロッジの近くで日本語ペラペラの「札幌に16年住んでいた」というインド人に話しかけられました。もう赤い字では書かないですが、日本語を喋る外国人には気をつけようってやつですよね。まあ面白いんで話を聞いてたんですが、まあ富良野の話とかAKBにエグザイルの話とか、沖縄の話したかと思えば「さとうきび畑」歌い出して直太朗の話まで行ったり、親近感持たせ慣れまくってるわけですよ。ほんといくつ材料があるんだっていう。で散々日本について知ってることを並べ立てたあと唐突に「ちょっと中で座って行きますか?」

...えらい難易度低いなお前。行ったらどういうビジネスに食われるのか知らんが、そんなんでやってけるんかプリーは。北インドはもっと巧妙て聞いてるで。

ばんごはん
 宿の日替わりごはん、今日はガーリック焼き飯です。右のお野菜の味付けまで美味くて日本人にやさしい!よかったです。しかもなんとこの宿、一泊250ルピーなのに2食付きです。さっきも書いた通りチャイもついてます。激安ですわ。

マンゴーラッシー
これは別料金ですが30ルピー。やっす。

今はオフシーズンでお客さんは少なめですが、それでも夕食の時間になると様々な経歴を持つお客さんが集まってきて話し出します。この感じ、やっぱりたまには欲しいですね。英語がネイティブの人々はこの体験を世界中の多くの国の人々と出来るのかと思うと羨ましくも思いますが、英語がネイティブの人々は日本人とこうしては喋れないのも確かではありますしね。

そんな感じで、(実は予約してた、ちょっと高いエアコンルームのエアコン/湯/冷蔵庫/Wi-Fiが使えず部屋変えたりちょっとバタっとしましたが)結果的に割と快適に過ごせました。しかしながらプリーはもともと経由地なので一泊のみ、明日の夜にはまた汽車です。


2 件のコメント:

  1. 「中に座って行きますか」と言われたのは、お店に?民家に?
    良い人ちゃうん?

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    1. 建物を指差してましたが、お店かどうかはわかりませんでしたね。。。「ワタシアナタニ用事アル」とかも言ってました。あるかい!ってことで、残念ながらほぼ確定で怪しかったですね。。。

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