2016年6月24日金曜日

ヴァラナシ、プージャ -インド14日目-


こちらの宿もあさごはんつきです。

あさごはん
食パンはちゃんとトーストされてますよ。てかチャイの文化って本当にいいですね。東南アジアはあんまいコーヒーが多いですが、こっちのこのあんまい紅茶の方が品があって好みです。このあさごはんがついて一泊200ルピー。強い。

これはひるごはん
 オムライス。地味に日本の味です。美味い。カンペキに日本のオムライスですね。あさごはんからひるごはんにいきなり話が飛んでるのはお察しくださいってやつです。ダラダラしてたんです。いきなり。いやー外が暑くて出る気になれないんですよねー。これでもだいぶマシになった方らしいんですけど、まだ雨が来てなくて十分暑いです。インドが一番暑いのは4,5月なんですが、特に今年は日本でもニュースになるぐらいの猛暑だったので大変だったみたいです。
さすがにこのまま一日ぐうたらするのもなんかアレなので散歩へ。

ラッシー屋さん
BANA LASSIというお店です。宿で一緒になった、同い年でヒンドゥー語ペラペラの方に連れてきてもらいました。外国人観光客に人気で、店員のにーちゃんも日本語が話せます。てか今までの街に比べてヴァラナシは段違いで日本語をしゃべれるインド人が多いです。こういう善良なお店から、だまくらかしてボッタクるヤツまで様々ですが、いずれにしろ商売のために独学で難しい日本語を喋れるようになってるのは感服します。

マンゴーラッシー
 注文したら思ってたんと違うの出てきた!完全に食べるタイプのやつですね。バリ美味い。これで70ルピー、くつろげる店内で食べられるし最高。さすが有名なだけのことはあります。
店内の本棚には日本の本がズラッと並んでます。どういう経緯であるのかはわかりませんが、たぶん長い歴史の中で日本人が置いていったか、日本人が多く来るためにわざわざ揃えたかですよね。

沢木耕太郎もズラリ
やっぱり「深夜特急」の作者・沢木耕太郎は大人気なんでしょうね。30年ほど経った今でもいまだに「深夜特急」がバックパッカーのバイブルなの凄いと思います。まあ僕は途中までしか読んでないんですけど。そういえばどっちのサンタナにもあったし、やっぱり影響力が絶大だなと実感します。

散歩の風景はこんな感じ
狭い路地に牛が歩いてたり座ってたり、ラッシー屋のまわりは道幅はそのままにもっと賑やかで自転車やバイクも無理して通ったりしてて、ちょっと混沌としてる感じですね。ごちゃっとしててなかなかインドっぽい。
こういう風景を眺めながらのんびり歩けると思うじゃないですか。でもですね、牛がめちゃめちゃ多いんですよ。ということは、、、。糞もめちゃくちゃ多い。犬もめちゃくちゃ多いんですよ。ということは、、、。以下同文、な上に、犬は暑さにやられてそこここで地面にべったり寝てるので、本体を踏みそうにもなります。地面に危険がいっぱいなわけです。

大通りに出てみる
昨日来た時は夜でしたが、昼でも予想通り超やかましい。日本語が達者な客引きの多いことよ。でもまあ日本語が達者な分、日本語であしらえるので楽です。「また明日ね」とかいうと余裕ですごすご退散していきますからね。こっちの土俵にノコノコ来てるも同然です。これが悪質な詐欺師とかになると話はまた別でしょうが。

まさかのラッシー屋をハシゴ
これはラッシーコーナーっていうお店でしたかね。これもオススメ情報をもとにきてみたわけです。
こっちはシンプルなラッシー
なんと20ルピー。見た目はもうほぼ普通のヨーグルトなので身構えましたが、やはりオススメされるだけのことはあって素晴らしく美味かったです。写真ではわかりづらいですが、固まってチーズみたいになった部分をわざわざ入れてくれます。これがまた美味い。

これは店先のゴミ箱ですが
 インド人はチャイを素焼きのコップで飲んで、飲んだら割って捨てるとか聞いたことありませんか?使い捨ての素焼きコップが普及してるってわけで、これにはカーストのこととかが関係してるようですが、ここのラッシーもおそらく同様のシステムを取っているんだと思います。

これが作ってる風景ですので、
使い捨てでないにしては素焼きの量おかしいですからね。きっとそういうことだ。
日暮れが近づいてきたんで、いよいよガンジス川に行ってみます。宿やこの宿周辺のラッシー屋とかからほんとにすぐ、ガンジスに出られます。

えらい盛り上がってる
降りるとこんな感じ
ロウソク流しも始まりつつあり。
夕日は街の方向に暮れてゆきます 
マサラチャイはガンジスとともに
物売りのおじいちゃんから買いました。なんと5ルピー。紙コップもありましたけど素焼きを指定して入れてもらいました。もちろん使い捨てなので貰えます。もうなんだか最高にインドに浸れた一杯だったので割るのももったいない気がして、とりあえず素焼きコップはまだ持ってます。

舞台
 この舞台で、僧侶たちが約1時間にわたり礼拝を行うプージャという儀式が毎晩行われます。インドじゅうからインドの人々が集まってきているように見受けられました。舞台の周りはもちろん川に舟が出ていて、ガンジスからみている人も多くいましたね。

こんな感じ
 横からなんで綺麗なアングルではないですが、間近でした。

火が絶対指に当たってる
壮大なフィナーレへ
 ......ま、写真じゃなかなか伝わらないですよね。特に夜はね。ご覧の派手なイルミネーションだったり大きなスピーカーからお経やら録音されたインド音楽やらが流れてきたりとまあなかなか近代的でしたが、なんといってもこの雰囲気。これのためにはるばる来たんだろうなと推察されるインドの人々の空気感。とても独特で、やはりガンジスであればどこでもよいわけではなくてヴァラナシにしかないものが確実にあるなと感じました。
日本国内を旅行していた時も同様の感想を抱いていましたが、やはり究極の非日常を作り出すのって宗教だと思うんですよ。普段日常のなかで生活していたら絶対に触れ得ない空間を作り出すのが一種宗教の役割だろうと思いますし、やっぱり素直に凄い、素直に畏れ多い、と思えるように出来てある。えー、あんま上手く書けないですけど、とにかく、祈り自体も取り巻く観衆もすごかったってことです。

ガンジスから戻る人並みに乗って、宿に戻りました。8時過ぎぐらいになったでしょうか。

ばんごはん
ヴァラナシのサンタナで最も美味いと評判の唐揚げマリネ。シャキっとした野菜も健康的で素晴らしい。宿の料理、宿で得られる情報のおかげで意外と食べるものに恵まれてると思います。ありがたい。

まあまあこの後もダラダラ話しましたが、昨日いた人々の大半は宿を発っちゃったのと明日はすごく早いのもあるので、さっさと寝ることにします。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。こんばんは。モーニングです。
    ブログランキングから来ました。

    僕は30代の会社員です。京都市内で働いてます。

    会社員なので、長期の海外旅行行けません。羨ましいです。
    僕は、日本の鉄道の制覇をまずは達成したいと思っています。

    でも海外も行ってみたいです。記事、楽しみにしてます。頑張って!

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    1. はじめまして。コメントありがとうございます!
      僕も3回生までは国内旅行しどおしだったので、日本の鉄道の乗り潰しもちょくちょく進めたりしてました。まだ九州も未踏ですし全然ですけどね。
      海外の鉄道も乗り潰しはしないですけど、意外と楽しいもんですんで是非。今後とも宜しくお願いします!

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