2016年6月12日日曜日

やはり天竺は前途多難 -インド2日目-


疲れが極限まで溜まっていたんでしょう、この日ブログを一気に更新するつもりが、かなり早い段階で寝落ちしていました。PCをベッドの足のあたりに置いたまま意識が落ち、朝気付いたらPCがベッドから落ちました。普通に動作はするけど外側ヘコんだ〜〜あーーもう!

チェンナイ、本当に南の玄関口の大規模な都市というだけでおそらく何もすることがないので、さっさと出ることにしました。昨日も駅で外国人窓口を探して、”Next Building.””Next Building.”と言われまくって(もちろん道を聞いた人々は皆インド人なので適当に答えている)二つの建物を行き来して歩き回ってましたが、結局バスの方が安そうなのでバスを取りに旅行代理店へ。本当は夜行バスを取るつもりでしたが、昼行バスが夜行バスよりだいぶ安かったので今日の昼、チェックアウトしてすぐバスで出ることにしました。チケットをさっさと取って(と言ってももちろんインド訛りの英語を爆速でしゃべってくるのでなんども聞き返しながら)、
おひるごはん
奇跡のような綺麗なカフェを見つけたのでブランチ。ハンバーガーにアップルジュースです。適当な店に入ると香辛料豊かな料理が出てきてしまうので、食べれるところでこういうものにありついておきます。先は長いのです。(インドでお腹を壊す人が多いですが、水や氷だけでなく、刺激物つまりスパイス、質の悪い多量の油など火種がそこここにあるためなようです。本当にインドはイメージ通りのインドカレーばかりですが、スパイスも油も多いのでこれは難敵というわけです。)
ところでこのハンバーガー、メニューにあった写真ではちゃんとハンバーガーだったし店員も「これみたいなのが来る」と言ってたのにいざ来てみたらパテではなく、これは、コロッケです。しかも食ったらカレーコロッケ。徹底してカレー。どう見てもパテな写真で頼んでもカレーコロッケが来る国、インド。何が正しいのかさっぱりわかりません。まあまあ美味かったけど。アップルジュースはリンゴをその場でミキサーにかけて、たぶんミルクと混ぜたものが出されました。スムージーみたいで美味かったけども、イメージしてたジュースとは違ったかな。。合わせても80ルピーぐらいだったので満足です。

宿に帰って水浴びをして、チェックアウト。
はいこれで移動します。
まあそれなりにマトモそうでしょう?それなりにはマトモですが、エアコン付きバスの値段を払ったにも関わらずエアコンがほとんど効かない。。。寝るに寝れず(隣の友人はうなされながらなんとか寝ていた)、8時間を過ごすことに。まあインドですから、そのぐらいのことはあります。他にも細かいツッコミどこは今までを含め散々ありましたが、いちいち言ってられません。おかしなことを次から次へと流していく力、これが試される国だと感じます。
休憩
高速道路の途中のレストランなんだかホテルなんだかよくわからない施設。インドを長距離移動してる感はすごくありますね。静かな自然の中で車の音だけがしてるように見える写真ですが、現実にはレストランからスピーカーがせり出ていて、インド音楽がまあまあ爆音で鳴っています。
見慣れない飲み物
スプライトがちょっと薬っぽい味がする感じでした。

目的の街には予定より30分強遅れて到着しました。バンガロールです。そう、”インドのシリコンバレー”とかって習った人も多いんじゃないでしょうか。市域人口はチェンナイと同じぐらいになるはずですが、街に入った途端近代的なビルが次々と見えたりしてうおーって感じでした。

ところが。市内中心部はすごくインドなんです。やっぱり。チェンナイと変わらない街並みがそこにはあります。暗いバスターミナルに降ろされるとリキシャの運転手がたかってきて、しかも深夜料金で吹っかけられる始末。ノラ犬やノラ牛だらけの道を抜け、流しのリキシャを捕まえて値切って、宿に行ってもらいます。まあ無事宿に到着。あろうことかここからが本日のハイライトです。


宿のスタッフ「部屋はいっぱいだ」
我々「??????」


そう、我々は(というか我が友人が)Booking.comで確実に予約し、予約番号もしっかり持っているのです。それが「いっぱい」とはどういうことか。

依然ヘラヘラしている宿のインド人を詰めて、何回も何回も聞き返した訛り英語から得られた情報を要約すると、「Bookingだか何か知らんけど、うちはパソコンで管理してるわけでもなく電話だけでやってるのでこういうこともある。別館(なのか提携してる程度なのか下請けなのか全く無関係なのかわからないが)に部屋を用意したからそっちへ行ってね、同じ値段でいい部屋やで、ただし遠いよ。タクシーは自分で捕まえて行ってね(=タク代は払え)。それかロビーでなら寝ていいよ。値段は部屋で寝るのと同じやけどね。」






はあ??????????



適当にも程があるやろ、なんで予約した宿にも泊まれんのじゃ!



同じ値段でロビーのソファで寝るか、タク代余分に積んで地図情報もない別の宿に自力自腹で移動しろやと????????



ここまで適当すぎるインド人に片っ端からキレていた僕に「キれてもしゃあないやろ」と諌め続けていた友人も、さすがにこれは我慢ならん模様。二人でインド人を詰め、ゆっくりはっきり英語で抗議しますが「タクシー代をなんで払わなあかんのか」とか肝心の部分になると分からない素振りをして全く話にならず。1時間以上抗議し続け、結局仕方がないのでロビーで寝ることに。ああ…
素敵なホテルですね!



ここまで読んで、もうさすがにお察しいただいてると思いますが、そう、僕はやっぱりインド向いてないんです。インドは好き嫌いがハッキリすると言いますが、僕は来る前から一度たりとも好きになれる気はしてませんでした。やっぱりです。僕は周りから適当で自由だと思われているのでインドと相性がいいんじゃないかとか言われてましたが。
僕は自由なのは好きですが、気が決して長くなく、何より嘘つきが苦手過ぎるので、息をするように嘘をつく(というか適当な出まかせを言う)この国民性はもう、苦手で苦手で仕方がありません。インド人は「質問をされたら答えないと失礼」と思っていて、良かれと思って出まかせを答えている、というのは百も承知なんです。あっちのビルだよそっちのビルだよ、とありもしない在り処を即答してくるのも、全部善意なんですよね。これ冗談でも皮肉でもないですよ。100%ガチで言っています。それは頭ではわかっていますが、実感が追いつきません。体が追いつかないとでも言いましょうか。
こういうのがよく言う「文化の違い」ってやつなんですかね。もっと深いところでの深い意味の「文化の違い」も多くあるんでしょうが、もう僕はこのレベルのことでもかなり根本からひっくり返されたような気がして、なんと言いましょう、困惑してます。

「インドはトラブル多いらしいから怖いなー」とは思ってましたが、まだ2日目ですよ?こんなにわかりやすくいろいろと起こるでしょうかね。宿取れてないて。わかりやす過ぎるやろ。これで、詐欺の嵐と噂の北部に行った日には、この上にさらにものすごい悪意が乗ってくる訳ですからね、いったいどうなってしまうのか…。前途多難。

2 件のコメント:

  1. インドみたいに教義を重んじる文化圏とは日本の適当さは合わないでしょうね

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    1. 皮肉が言いたいのかなんなのか。。

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