2016年6月23日木曜日

初めての運び屋バイト -インド13日目-



 

あいにくの雨模様です。考えてなかったですけど雨降ってたらドア開けて乗り出したらエラいことになりますからね。おもしろくない。。。
のでダラッダラしてました。途中で車掌さんが検札に来て、前の汽車の時みたいに「ランチはどうするか」って聞かれたんでまた懲りもせず頼みました。


キター 
ちゃんとしてるやんけおいおい
チキンカレー弁当。注文から1時間ちょっとで無事弁当が到着しまして、全然お金徴収されないのでメシがついてたか、ラッキーな車掌's 勘違いかと期待したんですけど1時間ぐらいであっさり徴収が来ました。170ルピー。ちょっと出してますけど、まあ車内販売ってのは概して高いですからね。インド鉄道乗車記念と思って食べました。
右のカレーがチキンカレーなんですけど、これが意外や意外、うまいんですねえ。やっぱり肉のうまみってのはたまんないですわね。辛さもほどほど。まんなかのボールはめちゃくちゃ汁気の多いサーターアンダギーみたいな感じで、これもおどろくほど甘くておいしい。インド鉄道やるなあ。いい記念になりました。
そして夕方までまたのーんびり。夕方17:40到着予定でしたが、これが迫真の到着定時。大きい文字で書く程度にはびっくりです。しかし...



ホームの長さ足りてへんやん!
強制「線路なう」。いつの間にか方向転換してて、先頭車は最後尾に。乗る時もしんどかったのに降りる時もこんな目に...。
まあとにかく、ムガルサライ駅に到着です。ムガルサライ駅というのは何かと言いますと、ヴァラナシの郊外駅。聖地ヴァラナシ。ついに北インドど真ん中、観光地ど真ん中、詐欺の嵐(推定)のど真ん中に突入です。緊張感が高まる二人。
ヴァラナシの街中に近いヴァラナシジャンクション駅まで電車で進軍しようかと思ったんですが窓口が大混雑(というか日本人の目には大混乱に映る)、さらに値段も二人でリキシャ乗るのとそう変わらないっぽいので、リキシャを選択。こんなところであまり夜遅くなっても困りますんでね。
駅前でリキシャ捕まえるんですが、リキシャの運転手たちはオフシーズンには珍しい観光客であるところの我々を取り合って怒鳴り合い。インド人、適当に見えるんですけどインド人同士の喧嘩ってしょっちゅう激しいのが勃発してる気がします。まあこっちも適当にドライバーを選んで乗り、出発。(あとから二人で「喧嘩してたリキシャドライバー達に競りでもさせればよかったね」とか言ってました。競り下げさせる時も競りって言うのか?)
ちなみにこういう客に相乗りさせてもらおうという上客待ちのインド人がどこからか2人も登場して、車内は満員に。

10kmぐらいあります。
これがデリーとコルカタを結ぶ大動脈みたいな国道らしいです。地図見てもそうっぽいことが書いてあるし、確かに道がインドと思えないほど綺麗で乗り心地が良い。ヴァラナシから数kmですが、荒野の中を疾走します。 そして.......

ガンジス
やっとお目にかかれました。いやに整備された橋で初ガンジスを渡ります。あんまりよく見えんかったけど。んで対岸に立ち並ぶ町並みこそがヴァラナシの街というわけです。

ド街中に到着。
最初250ルピーって話やったのに降りる時には「150ずつ」とかわけのわかんないこと言い出しました。さすが。そんなこともあろうかと二人でちょうど250ルピーを手元に用意してたんで、渡してさっさとリキシャをあとに。
もう空は真っ暗になってましたが街はなかなか明るい。チェンナイやバンガロールでも交通事情にはまあまあ衝撃を受けましたが、段が違います。段違い。ベトナムなんか今から思えば可愛すぎて。これこそがイカれトラフィックですよ。写真の道は半ホコ天みたいになってるんですが、友人が短い間に2回も自転車に突っ込まれてました。横から見てるだけでも痛い。ちょっとぶつかったとかではなくて真後ろから正視した上で突っ込んできますからね。

今回泊まる宿はサンタナゲストハウスという宿です。おっと強いデジャヴュが。
真面目に書くと、プリーで泊まったサンタナロッジのヴァラナシ支店。プリーのサンタナロッジで予約しておいてもらいました。地図の案内通りに向かいますが...


案内があるからいいものの...
 ヴァラナシ裏路地、なかなか怖い。一人でなくてよかった。この街は聖地ですが、危ない人間もいっぱい集まっていて夜の治安の悪さを指摘する情報もあります。おー怖い怖い。でもまあご覧の通りサンタナに関してはわかりやすい案内があって、実際街灯もあって人通りがそれなりにあるので苦労せずに到着しましたね。
サンタナのオーナーは日本と日本語に大変おくわしいインド人の方ですが、その方が日本からプリーに帰ったばっかりで、我々がプリーを出る時にそのオーナーにヴァラナシ支店まで荷物を持っていってほしいとお願いされました。友人が運ぶのがスニーカー、そして僕は袋に入った白い粉です。運び屋バイトの話は日本でもよく耳にしますが、まさか自分がやることになるとは思ってもみませんでしたね。


白い粉、無事運搬完了。

......ポカリスエットです。そうと信じてます。大塚製薬すげーなー。

報酬
野菜味噌煮、です。 味噌。とっても日本の味でした。味噌にありつけたのもそうですが、やーっぱナスって美味いですよね。味噌とナスは最高です。ごちそうさまでした。

(※「運び屋バイト」とかふざけたこと言ってる意味がイマイチわからない方は気を付けてください。気を付けないと死刑になるよ!)


宿にはやっぱり素敵な方々がたくさんいて、お互いの話、やがて普遍的なテーマで遅くまで喋ってました。バンコク以来、いやバンコク以上かもしれない。刺激的やった〜。


ハンドパン
これはそのうちの一人が演奏していた打楽器。スチールパンをひっくり返したというか逆から叩いてる感じで、別にインドの楽器とかではないそうですが面白い音がしました。ちょっと叩かせてもらったり。音はすぐ鳴って楽しかったですが、奥は深そうでした。打楽器ってだいたいそうですけど。

そんなこんなで楽しく深い夜だったので、当日更新を諦めた次第です。ヴァラナシでは1週間弱ぐらいゆっくりする予定。ここは観光客がやることもそんなに多くはないらしいので、ゆっっくりしようと思います。

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