2016年5月31日火曜日

そして僕は -タイ8日目-


今日ってもう5/31なんですね…明日から早くも6月かー、、ペースどんなもんなんでしょう。こんなもんかねえ。
明日から早くも6月って言いましたけど、実際思い返せばこんなに長い1ヶ月もなかったですね。

バタバタっと日本を飛び立ったのが4/27。なのでまあ1ヶ月ちょっとか。とりあえずタイ行きゃなんとかなるやろっていう気しかしてなかった関空、思ったよりだいぶなんとかならなかった上海。WiFiが使えない街中、GoogleやらTwitterやらが使えない通信環境、UnionPay以外のクレカが使えない上海鉄道駅。いきなりホテル代で5000円ぐらいぶっとばしたのが懐かしいです。ちょっと帰ってもう一回出直したかったですねあのときは。
それに引き換えてその後の香港はめーちゃくちゃ自由な気がしましたね。いやほんとにいいとこでしたけど、今思えば物価が高かったですね。うん。宿も飛び込みで取ろうとしてパック背負って走り回ってましたね。で結構ゆっくりしちゃったりして。あれ高くつきましたね。もうちょっと頑張ってさっさとベトナムに抜けちゃえばよかったですね。

人生初の陸路イミグレ(香港→本土)に、さらにベトナムとの国境を越境。ベトナムに渡ったのって今調べたら5/4なんですね、、、なんかめちゃくちゃ長い間中国にいた気がしますが。。。心の準備が万全でないままいきなりの初バックパッカー、初一人海外、初中国でいろいろめまぐるしかったんですね。そう思えば香港で一日ぐらい何もしなくても仕方がないですね。ええ仕方ない。

ハノイについてからやっと落ち着いたんですよね。やっぱ物価も大幅に安くなると安心しますよね。ハノイちゃんと都会やし。フエ、ダナン、ニャチャン、ホーチミンと、ベトナムって2週間いたんですね。中国8日、ベトナム14日。長さ同じぐらいなイメージなんですけど。。
ベトナムが退屈やったってわけではないですけどね。それぞれの街がそれぞれで、すごく楽しかった。やっぱりベタなルートが一本道なのもありますが、バックパッカー始まった!って感じがありましたね。現地の道行く人に「外国人」と認識されたのもここからですし。社会主義国ですけど短期旅行であるうちは息苦しさを感じるでもなく、十分進んでるし、タイまで進んできた今振り返っても日本の風が一番感じられる居心地のいい国であったことは間違いないでしょうな。ただ大都市部のトラフィックはイカれてたけど。

さっき出国以来初めて友達からLINEで電話がかかってきまして、「今までで一番美味かった食べ物は?」って訊かれて真面目に考えたんですが、やっぱりフォーですわ。ベトナムのフォー。これは、日本で騒がれるだけのことはあります。フォーだけ飛び抜けて美味い、というか日本人の口に合うと思いますね。あーよかったベトナム。まだ3つぐらい行きたい観光地残したりしてるので是非また行きたいもんです。

あっけなく越えたカンボジア、ベトナムとここまで差があるかっていう後進国でちょっとびっくりしましたね。最初が首都プノンペン、これで首都か…みたいな。物価は多少安いけれども、治安も悪いらしいし、ぶっちゃけ初めてビビりましたね。ここは。宿も暗い道沿いで、晩御飯はバーガーキングを持ち帰って出歩かなかったり。あと、ベトナム語はアルファベットを使うんですがカンボジアのクメール語はそうではなく、また中国語みたいに漢字から意味を推測したりもできないので、カンボジア入りは現地語が完全な呪文と化した瞬間でもありました。通貨もなぜかカンボジアリエルの他にドルがすごく流通していて、1ドルが4000リエルぐらいなんですが、初日にお釣り6000リエルをもらう局面で2000リエル札と1ドル札で帰ってきました。そんな組み合わせて返ってくることある!?と地味にびっくりしたのを覚えています。あと歩き回った日に公園でストリートセパタクローやってた!これ書き忘れてたけどマジで信じられへんかった。。。普通にラリー繋いでオーバーヘッドとかやってたんでね、土地柄を感じましたね。普通にそのへんに何人もいるんやセパタクローできるやつ。。。ってなりましたわ。
続いて移動したシェムリアップは観光都市で、もちろんお金かけて観光しましたので貴重な経験をさせていただきましたが、観光地商売をやってる輩ばっかりで少々気疲れした感があります。カンボジア最大の収穫は日本人宿などで多くの日本人旅行者の知り合い、友達が出来たことでしょうか。こんな早い段階で多くの日本人と知りあって一緒に旅行する感じになるとは思ってもみなかったですね。現に今タイですが、そのうち3人はここでも同じ宿に泊まって一緒に出歩いたりご飯食べたり情報共有したりしてます。それもこれも元はと言えばシェムリアップに着いた日に「高知家」なんていうよくわからん宿に吸い寄せられたからであって、縁ちゃあ縁ですよね。特に旅してると旅路において小さな決断をし続けるわけですが、その結果でこういう人たちと出会ったり、別の決定をしてたら出会えたはずの人に出会えなかったりしているはずなので、別に運命論者じゃないですけど結果論としての縁ってもんを感じたりしますね。ホンマにちょっっとしたことで人生変わったりするんやなーなんて思います。浅いでしょうかw
結局カンボジアは8日ですか。実際夜着いて朝出てるので丸6日ぐらい?こんなもんでしょう。

そしてタイへ。バンコクに来る途中の休憩の風景、[左側通行の道路ぞい、ガソリンスタンドに併設されたセブンイレブン]で感動しました。なんて日本なんだと。見慣れたコンビニもベトナムぶりで安心するったらないですね。上海ぶりの大都会バンコクも然りです。そうしてバックパッカーの聖地(とかつて言われた)、カオサン通りに到着。確かに、いろいろな旅人の方とお話しさせていただきました。まあでも、それでなんとかなるわけじゃないよね、当たり前やけど。なんとかするのは自分です。当たり前やけど。

タイももう一週間ですか、あの中国の一週間と比べたら密度の薄さが極端に際立ちますな。でも体調がそこまでよくはないのです、仕方ないっすね。シェムリアップ以降、スピードがだいぶ落ちました。また上げていかなければ、です。でも中国との比較で言えば、やっとちょっと旅慣れてきたから、とも言えますね。

ここからどうなるんでしょうか。とりあえずわかったのは、ミャンマーからインドに陸路で渡るのは不可能ではないが困難、というか時間が著しくかかるということ。陸路インド入りは断念です(でも最終的にインドには入ると思います)。同時に、ミャンマーに行くのもやめました。ミャンマーには日本の鉄道のおふるがたくさん走っているらしいのですが、パッと見た感じまだまだ日本でも見られそうなものが多かったし、てか行って帰ってくるためだけにビザ取るのめんどうなんすよね。。。で、そのままインドに飛ぼうかなあどうしようかなあと思案中なう、です。







……えー、今日の作戦は「ここまでを振り返ってみる」でしたが、どうでしたか?ある程度読み応えありましたか?まあ僕としても未公開シーン集じゃないですけど、その時に書き逃したこととか国ごとの総括とかを感じ忘れちゃわないうちにやっときたかったんで満足です。
いちおう、きょうのばんごはん
Duckですって。Duckは美味いねーやっぱり。近場のショッピングモール、Terminal21のフードコートにて、30バーツでした。すばらしい。
イカれトラフィック
バンコクは市内の鉄道とかが開通しつつあるとはいえ、なかなかまだまだ渋滞をよく見ます。


てーなわけで、明日は何を書こうかねえ。写真フォルダとか漁ってみようかな。明日から6月かー。あー。あーーー。世界広すぎて、

途方に暮れます。


2016年5月30日月曜日

歩いて帰ろう -タイ7日目-


せっかく大都会エリアに出てきたので、今日はまたまた同行者二人と、各人が色々と必要物を買い集めるのも兼ねて大型商業施設をいくつか回ってみました。

これはサイアム、二つのスカイトレインの路線が交差する点を、バスの車窓から見たとこです。ちょっとメトロポリス感。どちらの路線も上り線と下り線が横並びから縦並びに変わっているのでサイアム駅は互いの路線に対面乗り換えできるんかなーと思ってましたが調べたらやっぱりそうでした。バスはまたしても冷房なし窓全開のボロなんで、時代の流れの速さを感じます。道も渋滞気味で、暑くて、それがまたボロバスの風情をかきたてます。
伊勢丹
引いて撮るとこんな感じ
でっか。。。最初見たときはバンコクの伊勢丹でかっ、と思ったんですけど、これはでっかい商業施設の中に伊勢丹が入っているってことのようです、。このCentral Worldなる商業施設、巨大かつ割と綺麗で、ファッション系の店舗を中心に日本の店舗もけっこう入ってます。ユニクロとか。いまWikipediaみたら2010年にタクシン派が治安部隊と衝突して放火されてたらしい。。こわ。。
引いて撮った方の写真の奥の方に写ってますが、ここは屋台村になってて昼飯いただきました。牛串10バーツ、辛口焼きそば10バーツ。ちょいと量は少ないですが死ぬほど経済的です。牛串はやきとりのタレみたいなあまじょっぱいタレで美味でありました。
少し歩きまして
バンティップ・プラザ
中はこんな感じ
電気街になってます。SIMフリーのスマホを安く売ってくれるところか、なければ持参した日本のiPhone5のSIMロックを安値で解除してくれるところを探したんですがちょっと価格帯が高く。。。結局ここでは何もせずでした。
ここからは少しだけバスに乗りまして、MBKセンター、正式名称マーブンクロンセンターへ。古参の巨大ショッピングセンターです。けっこう有名らしく、なんかおみやげ物とかが買えるって聞いてたんでセントラルワールドみたいな綺麗なところを想像してたんですが、入ってみると予想以上に、なんかこう、アングラ寄りというか、あらゆるパチモン売ってる小さな店が並ぶエリアがあったり、かと思えばきれーいなお店、電気街、いろいろごった煮の施設でした。ちなみにこちらには東急百貨店がまるごと入ってます。もしバンコク住んだら面白そうなんで何日かかけて歩き回るでしょうね。
店内がこんな感じ
でここの4階にある電気街で、SIMロックを解除する(というか、いわゆるSIM下駄を履かせてくれる)店を発見したのでやってもらいました。時間40分ぐらいで、1500バーツと言われたところを最終的に1000バーツにしてもらいました。それでも高かったかな…
タイはWiFiが充実しているのでタイでSIMカードを買うつもりはありませんが、今後ちょっとWiFi環境が終わってる国とかに行く可能性があるので一応、一応ね。ちなみにこの作業、実は香港でも香港のアキバみたいなビルを歩き回ってどうにか安値でやってもらおうとしたんですが、「出来るよ、1時間後にまた来な!」っていう店に1時間後行くと「無理やったわ…」ていうのを2回も繰り返して、2時間スって諦めた経緯がありました。今回も心配ですが、どうやら無事に下駄が履けた、はずです。大丈夫かな…

なぜか興が乗って、夜のバンコクを4km近く歩いて帰りました。音楽流しながら音楽の話したりしながら。。。

ばんごはん
タイ料理カオマンガイ、です。宿の近くの地元向けの店で、これで40バーツ。やっぱり地元価格はまだまだ安いですなあ。見た通り、美味い。ただ最近どうも、周りが涼しい顔して食べてる唐辛子料理がめちゃめちゃ辛く感じられるようになってきた気がするんですよね。これ何か理由があるんかな、、病気かな、、辛いのまあまあ好きやったはずやねんけど。。。
んで、近くの大型スーパーでさらに地元価格を体感して(遅くなって安くなったおそうざいが3バーツちょっとになってたりとか)帰ってきました。

はい。今日はけっこう万全じゃない体を引きずって、頑張りました。褒めてください。いや好きで外出してるんですけどね。でも今日一日でバンコクに住むの人の暮らしにだいぶ近づけた気がします。


2016年5月29日日曜日

バンコク小沈没 -タイ6日目-


スクンビットらへんは日本人が多いだけのことはあり、セブンイレブンはもちろんローソンやらファミリーマートも揃いますね。宿からはちょっと歩くんですが、今日はセブンイレブンに行ってみました。
セブンイレブンはタイでは圧倒的な強さを誇っていて、カオサンや他のエリアでも普通に沢山見ることができます。

日本のみたいにコーヒーがある!
だいたい日本のと同価格帯ですね。日本にいる頃はよく飲んでおりましたがさすがにこっちだと高いので手は伸びません。
それよりもお腹を下している僕が飲まなければいけないのは...
乳製品コーナー
相変わらず乳製品がめちゃくちゃ品揃えいいです。普通の広さのコンビニ店内にほぼ2棚まるまる乳製品売ってますからね。ヨーグルトを購入。食後のスイーツぐらいの感じですね。
さらにこっちのセブンがすごいのは、

日本にもよくある冷凍庫で解凍するタイプのメシですよ。ガパオライスとかもあって期待が高まりましたが、昨日食べたし、タイ料理とかもそろそろいいなってなったのでジャパニーズカレーウィズトンカツにしました。出来上がったものがこちらです↓
ばんごはん



......






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...そう、ばんごはん。ばんごはんなのです。これが今日の僕の1日です。今日も、なんにもない、すばらしい1日でした。

いやね、ホステルの居心地が抜群なんですよね。ちょっとだけ高いですけど、海外では必ず店で買うことになる飲み物類も揃ってて、アイスもあって、食パン買ってくりゃトーストにできるし、たぶんおおかたペイするんですよね。で、冷房にあたりながらこれからどうしようか、情報を集めたりしてました。これは永遠にぐうたらできます。

ちなみにカツカレーは見た目はコンビニクオリティですが普通にうまかったです。ただ量が少ないかな...
タイ人は胃袋が小さい?とかで一食の量が少ないみたいです。で、4食とか食べると。ふーん。俺今日トーストとこれだけやねんけどな...今頃空腹です。。。
あとこのカツカレー、カツが切れてません。まあそのぐらい大丈夫です。宿には金属の食器もあるし。高1で東大にオープンキャンパスツアーで行った時も安田講堂下の食堂のカツカレーは切れてませんでしたし。あれはおばちゃんのミスだと踏んでるんですが。
そういえばその東大オープンキャンパスの時も経済学部のガイダンスはそこそこに、学部の説明やらには行かずにアジアなんたら研究所の「アジア各地のお茶を飲みながら各地のお経を聞くカフェ」みたいな謎のブースで一人ゆっくりしてた記憶があります。経済学のなんたるかも聞かずサンスクリット語について聞いてました。当時からアンチ東大の捻くれクソガキやったんですね。




...話がんばって持たせたつもりですが、いかがでしょう。。

「ブログ適当になってない?」とか指摘を受けますが、そりゃ適当にもなりますよ。何も起こってないんですもの。明日もこんな日かもよ。バンコクに来てから結構ゆっくりしちゃってます。ブログが適当というよりかはそもそも日々を適当に送ってしまっているのかもしれませんが...。





2016年5月28日土曜日

スクンビットエリアへ -タイ5日目-


昨日の晩は3時まで語らってて、そのあいだじゅう外からはアコギ一本弾き語りのライブが聞こえてきて最高に気分がいい夜だったんですが、明け方ねてたら隣のベッドにナンキン虫が出まして大騒ぎになりました。ナンキン虫、熟練の旅行者の皆さん的にもたいへんヤバい虫らしく、自分のベッドにもいるんじゃないかと過敏になってちょっと間ねむれませんでした(そのあと6時間以上爆睡した)。刺されると段違いのかゆみが襲ってきて、しかもそれが全然ひかないらしいですね。日本でも増えてるらしい、、こわ、、。
そんな長期滞在者もびっくりのナンキン虫が居うる宿は弩ビギナーの僕はさっさと出てしまい、カオサンエリアから離れたところに宿を移すことにしました。もう少しこの辺りの飛び込み100バーツ宿を転々とすれば超おもしろいんでしょうが......いろいろと難度も高いので断念します。
同室だった長期滞在者の一人がバンコクのバスマニアで、次の場所への行き方を教えてくれました。バンコクの路線バスは前にも言った通り乗りこなし難易度が凶悪なので助かります。ちなみにその方はバンコクの食べ物も追求しているらしく、
昨晩はマンゴーもいただきました。
カオサンで買うと20バーツぐらいするんですが、どこか地元のお店で買ってきたんでしょう、マンゴー3個で8バーツで入手してきたそうです。あと各地の大食いチャレンジを荒らしてるとか言ってたかな...、こういう一人の人間からどんだけ属性でてくんねんみたいな人と喋るのが好きで好きでしょうがないですね僕は。ほんと。あの狂った大学に来て、よりこの嗜好が加速したような気がします。
えーまあ話が脇の盲腸線にそれましたが、カオサン東端から南に下りた大通りから2番という信じられんほど若い番号のバスに乗り、スクンビットと呼ばれるエリアを目指します。まあまあ何十分も乗ってるんですが料金は6.5バーツ。確かにバスマニア目指す気持ちもわかります、電車と比べても格段に安いですわね。エアコンが付いてなく、扇風機がまわっていて、全部の窓が全開で、床は木で、どうしようもなくレトロなボロなんですがもうたまんなく風情があります。バスの趣味はないですがちょっと泣きそうになります。
..えースクンビットは日本人のお店や住居なんかも多く、スカイトレインや地下鉄も走っていてすごく発展したエリアです。確かにカオサンが主役の座を降りたという論調もわかるような気がします。高層ビル、大きくて新しい商業施設が立ち並んで、スカイトレインのせいでメトロポリスな感じがします。カオサンとは別の世界ですね。(カオサンの近くにもスカイトレインが通るという話があるらしいですが、通ればまたカオサンも変わるでしょうか。ランブトリ通りやら昨日の宿みたいな雰囲気は変わらないで欲しいように思えちゃいます。)
商業施設に入ってみても、日本語が聞こえてきたりしますし、なにより日本語の看板が多い。飲食のみならず、理容室とか、歯医者とか、企業で働く日本人が暮らしやすいエリアなんでしょう。これは半分日本ですね、こりゃ暮らしやすいや。ほんでうまくやればマンゴーが3つで8バーツなんやろ?数年なら全然楽しめる気がするな。。。語学の問題を除けば。
結局歩き回ったり情報を集めたりしましたが、1km以上南に下りまして、「民宿日出」という日本人宿にアプローチしてみました。しかしWi-Fiの利用が有料で、何日か滞在するにはちょっと痛い出費になるのでパスさせていただくことに。(ごめんなさい!また行くかもです...!)
結局そこから東に行った快適なホステルにしました。240バーツとちょっと割高ですが設備に申し分なし、トイレの紙と風呂場の石鹸まであるし、あげくココナッツアイスが食べ放題という謎の設備も。実は例の同行者たちが先客で居て、ちょっと話を聞いていたので転がり込ませていただいた次第です。

でその同行者たちとスクンビットエリアの大きな商業施設へ。
ターミナル21
すっかり夕方、な感じですけど、晩御飯を食べに来ました。このターミナル21、各フロアごとに東京とかロンドンとか世界の都市がコンセプトに設定されてあって面白く作ってあります。フードコートのある階はサンフランシスコやったかな。でフードコートではプリペイドカード方式でタイの料理が食べられると。
わたくしのばんめし
まあフードコートなんで見た目は整ってませんが、ガパオライスから目玉焼きとったみたいなやつですかね。ひき肉とバジルの炒め物。これで30バーツ!やっす!美味かったです。途中で突然辛さが限界値に達して食べきれなかったですが。。。てか思い返せばお腹下してるのに刺激物ばっかり、、、生活力の低さですよね。3年の一人暮らしなんか知れてますね本当に。

で、地下の食料品フロアで今後の朝ごはんの材料を安値で買い込み、宿に戻って優雅にココナッツアイスを食べながらこれを書いてるわけですね。昨日と大違いです。まあ食パンとかすごく安かったんで、こういう節約が出来ているということで多少宿代が高いのもトントンでしょう...トントンに持っていきたい...

同行者にも「しんどそう」「夏バテ?」と指摘され(確かに夏バテあるかもしれない..)たので明日はゆっくりしようかなあなどと。考えて。おります。


2016年5月27日金曜日

本気の人を垣間見る夜 -タイ4日目-


この辺の見るものもあらかた見終わって、このままいつまでも中国人宿に居たって仕方がないので今日は重い腰を上げて宿を移しました。カオサン周りで日本人が居そうな宿はネットの予約サイトに登録して無かったりするっぽいので、ぶっつけで当たってみるしかなさそうです。いくつかアテだけピックアップしておいて、チェックアウトしてぷらぷらと次なる宿を探しに出てみます。

そのまえにひるめし
例のカオサン一本北・ランブトリ通りでカレーです。タイカレー、なんでしょうかね。それなりに美味かったっす。んでランブトリ通りとカオサン通りの間を通る路地で宿探し。「部屋を見せてくれ」とか言ったのは上海ぶりですね。ネットがいかに便利だったかという話ですが。一軒目に当たったところは日本人もいなさそうで、扇風機が弱くて何よりベッドに黒い点がいくつか...(ナンキン虫の目印らしい)、でパスさせてもらい。すぐ近くの二軒目はスタッフにも日本人のおじさんがいて、客も日本人が多いらしいので決めました。冷房なしドミトリー100バーツ。建物はかなりボロですがベッドの黒い点は見受けられず、さらに各ベッドに扇風機がついてるってことで決めました、。
宿の前
あの賑やかな二つの通りに挟まれてるとは到底思えないほど平和な路地。道路にチョークで落書きて!生で見たの初めてかもしれません。
宿
猫がよくなついているよう。この店先の部分が飲食も可能みたいになってて、この宿に泊まるわけでもない短期の日本人旅行者の方なんかもいらっしゃってゆっくりしてました。僕もご一緒させてもらって結構長いことしゃべってましたね。ずいぶんご高齢の会社役員のおじいさんとしゃべってました。次から次へとすごいですねな話が飛び出してきて何者かつかめずじまいでしたが...。
すっかりのんびり気分になってしまったのでカオサン周りを散歩して、ついでに他の日本人がいるらしき宿も下見したりしてみました。
りんごシェイク
りんごは南の国の果物じゃないことぐらいは知ってますけどね、りんごが一番マシそうな保存状態だったんですよ。多量の氷と一緒にりんご丸一個をミキサーにぶちこんでくれますので栄養価もなかなか、味もなかなか、ボリュームもなかなか。
散歩から帰ってまたおじいさんたちとしゃべったりゆっくり時を過ごしました。で、流れでこの方々と、カオサンにあるスーツ屋さんに行って寸法を測るというイベントが発生しましたんですが、タイでスーツ作る日本人て多いんですねえ。。タイシルクっていう光るシルクが有名で、これを使ってオーダーメイドで仕立てても2万円ぐらいで済んだりするらしいです。日本でやると何十万もかかるらしいんでね、確かにカオサンにあるのも納得。勉強になります。なぜかインド人がやってる店でしたが。

晩飯
シェムリアップで知り合った人々、人数は1人増えて計4人で晩飯行きまして、大体のものは食ったのでここはフライドライス、要はチャーハンにしました。チャーハン、食うものに迷った時に世界的に安パイらしいですね。安パイな味でした。量が多かった。。。

部屋に戻ると日本人でいわゆる"沈没"されてる方々が部屋に戻ってきてまして、話を伺うに、もう"沈没"したとかそういう次元じゃない長期旅行者の方々でした。僕のドミには僕の他に30歳前後の日本人男性×3名しかいなかったんですがみなさんそんな感じで、世界中のいろんな都市に長期滞在されて追求してらっしゃる感じ。なるほどやっぱりネットで予約できない宿ってそんな感じになるのか。。。僕みたいなビギナー旅行者にはまだまだ場違いだったようにも思いますが、またとない機会なんでじっくりお話伺ってきました。3時頃まで。。。ブログの更新どころじゃない刺激的な話のオンパレードでしたね、僕には。バンコクの話、世界旅行の話、これまでの人生の話、社会の話...最後の方なぜか凶悪犯罪の話になってましたが...。
そういうわけです。やっぱりネットで予約して200バーツ払うような宿とは異世界ですね、飛び込み100バーツの宿は。滞在してる方々の経験も段が違います。中南米でアンオフィシャルなボート乗って越境とか一生できひんわ。。。


えーということで、御察しの方もおられると思いますが、体調があまりすぐれないのでアグレッシブなことができません。ダラダラしてます。面白いことはしばらく起こりません。こんな感じで日々は過ぎていきますが、着実に今後の旅の情報であるとかイメージ作りとかは進んでいる...はず...なんで、1ヶ月後ぐらい以降には反映されて面白くなってくる......はず......です..........



2016年5月26日木曜日

夜のワット・ポー -タイ3日目-





腹くだした...


完全に。こりゃやっちまいましたね。まあ仕方ない、どうせ強くないことは最初からわかってましたからね。ゆっくりやるしかありません。まだ先は長いのにこんなとこで下痢止め飲み始めたらキリないですし。てか下痢止め持ってないし。
てーなわけで(今日なんか暑いってのもありましたが)昼ぐらいまで宿で休んでました。ネットで調べごとしたりね。で、さすがに腹が減ったので昼下がりに少し出歩いてみました。
宿の前の通り
なんか懐かしい感じがします。別に昭和を生きた人間ではないですが。。子供達がサッカーしたりしてます。こういうの、30年先のタイの人々も今の日本のおじさんみたいに懐かしいなーなんて振り返るんでしょうかね。
そんな路地のパッタイ
初パッタイでした。うまいうまい。他にもちょっと日用品を買い物したりしながら散歩を終えました。こういうひと時がたまんないっすね、。
続いて夕方、ワットポー観光のため再び宿を出て歩きます。
カオサンから出てきたところの夕暮れチャオプラヤ川
夕暮れワットポー
ワットポー、カオサンからなら歩ける距離にあり、なかなか有名な寺院のようです。で、昼間行くと100バーツ入場料を取られるんですが、夜も門を開けているようで夜行くと無料らしいんですよね。というわけでまたしても例の二人と合流して夜のワットポー観光です。

中もなかなか大きくて、間近で見ると迫力あります。無料で観れるのにライトアップまでやっちゃって。んで煌びやかなんでライトアップ映えるんですよねー。。よかったです。寝大仏が有名らしいですが、そこは残念ながら夜は入れません。寝大仏のある建物の前の椅子に座ってゆっくりしてると守衛っぽいおっちゃんがやってきて、日本から来たとか色々話してるとペットボトルの水を3本持ってきて僕らにくれました。今思えば寝大仏を見たくて来て見れなかった人に見えたのかもしれませんが、いずれにしろありがたい限り。23時まで開いてるらしいです。ゆっくりしゃべってました。こんなところでこんな歳になって性善説と性悪説ぶつけ合ったりして、。

晩御飯食べてない.......忘れてた.........



2016年5月25日水曜日

スネークファーム -タイ2日目-


今日はとりあえずタイを第一目的地にした理由の一つ、安価な予防接種をブチ込みに行ってきました。

海外への長期旅行をする上で予防接種は打っておくべきとされてるんですが、これ日本で打つと非常に高価なものが多いんですよね。一本一万円とか。そこでネットで調べるとどうやらタイで安く打てるらしいと。この情報を頼りにタイを目指してきたところであります。(ちなみにA型肝炎と腸チフスだけ日本で打ってきました。ここに関しては京都府立医大病院のワクチン外来が親切に相談に乗ってくれまして、これら2本以外はタイで問題なかろう、ということになったわけです。)

シェムリアップで宿が一緒になった日本人の方々のうち2人がバンコクに移動していたので合流し、今日は3人で行動。一緒にワクチンを打ちに行きます。ただの冷たいりんごジュースが身にしみるパンケーキ朝食を食ったり同行者の宿替えに同行したりしてから、のんびり病院へ。昨日も書いた通りカオサンあたりには鉄道がないので
バスで移動
クーラーなし、窓全開、ボロなのは全然いいんですが、バンコクの路線バスは全然使い方がわかりません。路線が異常に多いしタイ語しか書いてないし。地図も他の都市みたいに一枚の画像では見れるものが転がってなく、ビギナーには難しいような。。。地元の方向けの必要なインフラとしてのバスなんでしょうね、、。お金を回収しにくる車掌さんがいますが英語もあまり通じんし。。。
結局地下鉄と乗り継いで、目的の病院に着きました。

スネークファーム
なんか本来はその名の通りヘビ園みたいな観光地になってるとこなんですが、各種ワクチンを打ってくれる病院を併設しています。写真の建物がその病院。赤十字がやってるところらしく、安心そう。設備も先進的に見受けられ、他の日本の方もいらっしゃいました。その方は一度京都の大学を卒業してから就職、辞めて別の大学の医学部に再入学して研修でタイなうという経歴の持ち主で、そんな方が打ちに来てるぐらいなので大丈夫なはずです、きっと。(大学、僕の先輩でした。。。)
たどたどしい英語でなんとか看護婦さんとやりとりしながら、黄熱、日本脳炎、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)の3本を打ってきました。締めて2160バーツ。6500円ぐらいになりますかね。日本だと検疫所で黄熱ワクチン打つだけで1万円以上飛んだりするのでいかにお得かって話です。しかも日本で打ったのより流れがスムーズやったし痛みも気持ちマシやったかも、ぐらい。凄い。
話が前後しますが問診票の「これからどこにどれぐらい行きますか?」の欄、決まってないけどなんかイメージする通りこれからの旅路を適当に書いてたら突然ゾクゾクしだしまして。なんていうんですかね、出国前のあの知らん旅路想像して途方もないワクワク感に支配される感じ、あれが蘇ってきたみたいな。なんかここまで一ヶ月中国から東南アジアでだらっとして、まあだらっとするのもバックパッカーの一部というか醍醐味の一つとされてるとこありますけど、なんかマンネリになったらあかんなと思いましたね。二度とはない旅ですからね。
まあそんな内面的なことはさておいて、病院は噂通り割とスムーズに後にすることができ、次なる目的地を決めて移動を開始します。同行者が髪を切るために散髪屋に入ったり、タニヤ通りとかいう日本人向けの通り(日本語がめっちゃ書いてあったり日本料理屋とか世界の山ちゃんとかがある)とか、
バンコクスカイトレイン
に乗ったり(大都市感ハンパなかったけど前面展望できないのがガッカリ過ぎる)、
チャオプラヤ川
駅からの無料シャトルボート
に乗ったりと、目的地までに意図せず今思えば盛りだくさんなバンコクを過ごしながら、
これが目的地
アジアティーク・ザ・リバーフロント、だそうです。同行者曰く「横浜の赤レンガみたいな」、バンコクの観光地にして最先端をゆく商業施設、っぽいです。確かにオシャレで大規模でした。大都市ー。(服とか雑貨は怪しいもんが多かったで☆)

それはそうとチャオプラヤ川ですよ、チャオプラヤ川。地理で習ったりしましたけど、ここまでイメージと乖離したチャオプラヤ川に出会うとはですね。イメージ通りなのは水の色だけです。大都市ー。船もたくさん行き交ってますね。観光用もありますが、公共交通としての船も普通にいっぱいあるようです。
夜にはカオサン付近に帰ってきまして、
トムヤムヌードル
タイらしさあふれますね。全然辛くなくて美味です。

カオサンの一本北の通りにありますが、ここも似たような活気がありつつ、EDMで騒ぐ成分や観光客をカモにする勢の成分が鳴りを潜め、ギター一本弾き語りとかのライブバーがあふれる感じのいい通りですね。ランブトリ通り?であってると思います。

いやー今日はなかなかタイでした。タイでしたね。


2016年5月24日火曜日

ついにタイへ -カンボジア8日目=タイ1日目-


今日は移動日。カンボジアは入国するときVISA代30ドルが必要になるので一週間で出てしまうのも勿体無い気がしますが、時間も限られてるので出国し、一路タイの首都バンコクへ向かいます。
バンコク行きのバスチケットは昨晩買っておきました。8.5ドル。8時間ぐらいで着くっぽい、と。バンコク⇔シェムリアップのバスは日本からカンボジアに直行便が出てなかった関係で結構アンコールワットの観光客に使われるメジャーなルートみたいですね。
朝7時半に宿の前にバンで迎えに来てくれ、すぐバスに乗り換え8時に出発。外国人観光客が結構多くて国境越えには安心なやつです。途中炭水化物を売ってない商店とトイレに紙がない寂れ切ったドライブイン的な場所に1回ずつ寄りまして、
国境に到着
なにやらここだけレールを敷設してるようでしたが何作ってるんでしょうか。ていうかこの時点で12時です。休憩すごく長かったしだいぶのんびり来られたっぽい。しかもこのバス、ここから出入国は完全放置なんですが、出国の手続きを写真右奥の方の事務所で行った後ここまで戻り、左奥に進んで国境を歩いて越え、タイに入国することになります。外国人には不案内なように思えますが…
カンボジアを出国!
国境

タイには何事もなく入国出来ましたが、先に進めど進めどバスは待ってません。なんか、
こういうとこで
係員に止められ、待たされます。乗ってきたバスはバンコクに行く人とパタヤに行く人が乗ってたようで、ここからは別々に行くようですね。この感じはベトナムに入国するときと同じです。で、この木陰で待ってるんですが、3人ぐらいの係員が入れ替わり立ち替わり喋りに来ます。日本人とわかると一言目は「コンニチハ」、二言目に「チョットマッテ」と来るんで笑ってしまいます。そして、チョットマつ事約1時間…

…待たせ過ぎちゃうか!?同じくバンコク行きの外国人もいますが木陰とはいえ炎天下で待たされみんなむちゃくちゃイライラしてます。「チョットマッテ」とか覚えてるのもカンボジアの歌を教えに来るのも要は全部われわれをなだめてるわけですね。なだめ慣れ過ぎやろ。バンにやっと乗り込む段になっても「ゲンキデスカ?」なんてまだやってくるもんですから流石に「元気じゃないわ」とだけ言い返して乗りました。時刻14:00。しかもこの「バンに乗り込む段」ていうのも、我々をなだめるためにとりあえずバンに乗せて、すぐ近くの商店に寄って、人数が揃うまでさらに待たせるなんてことをやってるもんですから皆さんイライラです。まあ長期のバックパッカーなら今後もままあることなんでしょうけど、このルートは普通の観光客もいるでしょうしね、もうちょっとちゃんとしたらどうなんかとは思いますね。揃った時点で14:30。ここからバンコクまで
このバン。
このバンでどうやらバンコクまで行くつもりらしい。隣の外国人が「我々はバス代を払ったのであってバン代を払ったのではない」と抗議してましたけど、ごもっとも。満席になるまで待って、ぎゅうぎゅうで行きます。しんどい……。んでバンになったと思ったらさっきまであんなに長かった休憩を全然取らないんですよ。2時間半ぐらい同じ姿勢で走って、やっと休憩。タイの左側通行の道路、ガソリンスタンドに併設されたセブンイレブンと、日本にいるようで落ち着く休憩でしたけど。ベトナム以来のコンビニ、非常に落ち着きます。
バンコクに着いたら18時回ってました。7,8時間と聞いてましたけど10時間かかってます。タイムロスを計算したらそのぐらいになりますよね。なんやねん...

バンコクにはカオサンロードと呼ばれるバックパッカーの聖地があって、今では交通の便が悪くて以前ほど栄えてない(日本人がいなくなっただけとも?)んですけど、一度見ときたいなーとは思ってたんです。そしたら思いっきりカオサンロードの近くで降ろされまして、この徒歩圏内に泊まることにしました。
ばんごはん
朝からロクなもん食ってなかったので腹減ってて、カオサンロードの一本北の通りを歩いてたらアコギの弾き語りライブしてるレストランが目に入ったんで速攻で入ってみました。ポークヌードル50バーツ。1バーツはだいたい3円ですので150円ぐらいですかね。やっと円より大きい通貨になった...。肉の旨みが出てて思ったより美味かった。弾き語りはジャックジョンソンの曲とマンマミーアしかわからんかったけど。
で、宿とって、宿イン。今日はもうゆっくりしたかったのでネットでクーラーがある安宿を探した結果、謎の中国人宿になりました。注意書きとかも全部中国語、スタッフも英語かなり通じないのでちょっと不安が残ります。部屋は快適。
宿まわり
思ったより暗くて狭い路地、しかも宿にはちいさな中国語の看板と中国の国旗しか掲げてなくて見つけるのも大変でしたし何よりちょっと怖い。でもよくよく歩き回ってみると安宿の多いあたりらしく、外国人とかの人通りも遅くまで多く、街灯もご覧の通り煌々で意外と安心かもしれません。

宿を出て、カオサンロードへ
まあ確かに元気でいろんな店がありますが、まあ盛り上がりとしてはそれなりですかね。。シーズンですかね、時間帯ですかね。異様というほどでもないような感じはしました。さっさと帰って、さっさと寝ます。もう今日は疲れた。


実はここからの旅路、どう進むのか全く決まってないんですよね。出国するとき「とりあえずタイに行きゃなんとかなるやろ」としか考えずに出てきたので。出国から約1か月、やっとタイに到着ですが、、、

なんとかなるんでしょうか。なんとかするしかないですね。でもとりあえずはバンコク観光とかしていく感じになると思います。

2016年5月23日月曜日

自転車でトンレサップ湖まで -カンボジア7日目-



おととい、昨日でもう遺跡はお腹いっぱいになりまして、宿が一緒だった日本人勢も今日出発の人が多く、今日はやることも特にないので宿で自転車を借りてちょっと一人遠足してみることにしました。目的地はシェムリアップから約10km南にあるトンレサップ湖。カンボジア最大の湖(どころか東南アジア最大の湖らしい)で、雨季と乾季で湖の規模が大きく変わることで有名と聞いたので、ちょっとチャリで行ってみようと思い立ち小旅行しました。今日は写真多めかもです。
出発。
久しぶりの大掛かりめな単独行動で、なんとなく高揚します。南に直進。地図で近道そうなまっすぐな道を進むと、

割とすぐ未舗装道になります
空が広い。。。右奥にランドマークの山がありますが、これ以外は360度カンボジアの大地!みたいな土地のまんなかを突き進むことになります。チャリでは少し足が取られますが、大方問題なかったですね。
雰囲気でてきた
お分りいただけますかね、雨季になると湖が拡大してここまで来るんでしょうね、水が来ても大丈夫なように家が建てられてます。さらに分かりにくいですがその右手には水牛?が何頭もいます。
この先で再び舗装路に合流し、湖を目指すことになります。というのもトンレサップ湖にはシェムリアップ近郊の港が設置されてて、流れ出すトンレサップ川を下ってプノンペンまで行く船が出ているので、ちゃんと舗装路が湖まで続いてるんですね。わざわざ大自然の中の未舗装路を通る必要はあまりなかったわけです。。。一直線で気持ちよかったですけど。
合流点の交差点で兄弟と見える小さな子供二人が木に凧をひっかけて困っているという日本でもよくありそうな光景を目にしました。身長が足りなさそうだったので凧を取るのを手伝ってあげると子供たち、胸に手を当てて現地語で声をそろえてなにやら僕に言うんですよ。この局面やしありがとうやろなと思って「『センキュー?』」って訊いてみると今度は声をそろえて「「Thank you!!!」」と。カンボジアに入って、もしかしたら出国してから初めて、100%の笑顔になりました。
現地語で「ありがとう」ぐらい勉強しとけばよかった。出国前に泊まってた十三の家の友人に出国前に「英語だけじゃなくて現地語をちょっとは勉強しとけ」ってアドバイス貰って言語帝国主義だかのレクチャーまで受けてたのに、すっかり忘れてました。もともと言語に興味がないのでほっといたら言語のことなんか頭から無くなるんですよね。反省。だってもし彼らの現地語が「ありがとう」じゃなかったとしたら僕が「『センキュー?』」なんて聞き返したのめっちゃくちゃ恩着せがましい発言ですからね。以後気をつけよう。

雨季に水上になる家も増えてきます
今は5月も後半に入ったところで雨季に入ったばっかりなので、予想してたより全然奥まで湖が現れません。MAXで面積が8倍にもなるっていうぐらいなんで、湖面は今めちゃくちゃ小さくなってる時期なわけですね。やがて港(湖までは運河で出られる)を横目に過ぎ、再び未舗装路に。
謎の大きい船が見えますが
ここ以降人里ではなくなります。といってもちょくちょくバイクとかの往来はあるので大丈夫です。
船の前が分かれ道
分かれ道にまごついてるとバイクに乗ったにいちゃんに話しかけられ、「湖に行きたい」というと湖まで案内してくれました。ていうかチャリをここに止めてバイクに乗れって言われたんですけどバイクタクに払うお金はないので断って、にもかかわらず親切に教えてくれてました。ここは右だそうです。というか右に走る運河に沿っていけば湖につきます
ここも右
なので四輪は無理になりますね。にいちゃんはしじゅう親切にしてくれますが、話を聞いてるとこの奥の乗り場から出る遊覧船に僕を乗せようとしてきました。なるほどそれが目的か。あまり人通りがないのでヤバいことに巻きこまれたらどうしようとか考えてたんですが大丈夫そうです。
到 着
遊覧船を丁重にお断りして、乗り場のあたりに自転車を止め、少し歩くと着きます。180度この感じで、後ろにも湿原が広がってて大自然なんですがやっぱりこの程度の写真では伝えきるのは無理や...。なんでも水上生活者(実際に水上に浮いた家で生活している人々)がめちゃめちゃ多いらしく、ここからでも沢山見渡せます。
港から出ている遊覧船
これで水上生活者の暮らしを見に行けるっぽいですね。こっちが手を振っているので振り返してくれてますが、バイクのにいちゃん曰く彼らは30ドルぐらい払っているそうです。ホンマかいな。ここからなら10ドルでええで、とか。値段はすごい怪しいですが、それなりに観光地なんですね。水上生活者についてはあまり知りませんでした。。
ちなみにさっきの分かれ道、左に行くと
建設中のパゴダらしい
でも湖面までたどり着くのは難しそうでした。やっぱり運河沿いしかなさそうです。
帰りは未舗装路でチェーンが外れたり、街の近くに戻ったところで突然雨に降られたり、市街地に入ると街の排水悪すぎて宿の直前でヒザまで雨水に浸かったりしてまあまあ大変でしたが、雄大な自然を見てレンタサイクル代2ドルで済んだので大満足。(ただ一人で遠出すると熱中症で倒れたりしたら大変なので飲み物代を計算に入れる必要があります...)
いやーーー照ったり降ったりで体力奪われましたが、ずいぶん気晴らしになる小旅行になりました。雄大な風景はやっぱりスカッとしますね。最高。

ばんごはん
唯一残ってる宿の日本人と一緒に近場の現地レストランへ、。これで2.5ドル、安いし美味い。何かはあんまりよくわからんけど豆腐と野菜とニンニクと、ちょっと中華料理ぽかったかな。今日は満足です。そして明日は出国です。

最後になりましたが、今回泊まっている宿を紹介しておきます。着いた日にBooking.comで安い順に並べて出てきた4ドルの宿なんですが、

Boutique Dormitory 高知家
目を疑いますよね。目を疑いました。なんでシェムリアップにまで高知家のロゴを据えてる宿があるのか。(「高知家」とは高知県がやっているPR、というかたぶん県外からの移住促進のためのプロジェクトなんですが...)これが4ドルですよ、行ってみるしかないじゃないですか。
ちなみに他にも日本人宿はいくつかあるようですが、ここも最安値価格帯の宿の一つなようでまあまあバックパッカーがいます。ちなみに4ドルはエアコンがない部屋の料金、エアコンルームは5ドルなのであしからず。
で、なんで高知家なのかというと、オーナーさんが高知県の出身だから地元愛をこめて、だとか。一度もオーナーさんを見ることがなかったので、他の内装、本棚の一冊一冊に至るまでもう驚くほど高知と関係のない宿でした。でもまあいい出会いもあったと思うし新しくてまあまあ綺麗で、おおむね満足かな。エアコンない部屋暑すぎるけどな。

ベトナムもそうですが、カンボジアについての全体的な感想もタイまで行って3ヵ国並べてみてから書くことになると思います。のでこのままあっさり出国してしまいます。さらばカンボジア。