2016年5月13日金曜日

ブルートレイン -ベトナム10日目-



昨日のブログの後半、ある程度想定はしてましたけど結構な反響があったんですよね…、普通に読めば分かっていただけるように書いたつもりですが、 そ う い う こ と は全くないですからね(アタマにきたのでわざわざ書きますけど)。「可愛い女の子達と夜にほっつき歩きやがって!」みたいな。どこに可愛いなんて書いてあるんですか!ただ現地の人の親切に感謝してる文でしょどこから読んでも!だいたい可愛いかったらハニートラップ疑ってるし!

…はい。ご理解頂いたということで話を進めますが、今日も日中はランチに連れてってくれました。確かに疑われるのも無理はないぐらい親切。どう書けば伝わるんでしょうねえ、このどう見てもただの元気な地元の学生が「ほな行こや!」って言ってくれてるだけ感、、、。「どう?美味い?美味いやろ?知ってた〜」みたいな感じ。
今日は牛肉のフォーですが
ハノイのより麺が細いです。昨日のとんがらし漬けダレみたいなのがまたしても登場してきて、肉を漬けて食べるんですけどね、なんでこんなに美味いんでしょうね。得体の知れない旨みがあります。
店の周りはこんな感じ
昨日もこの辺(市街地最南端付近)来たけど、この辺が一番メシ安かったりするんでしょうか。観光客も殆ど見かけませんね。
これはなんでしょう
沖合に浮かぶ無人島にヴィンパールランドなる遊園地が建設されてていかにもリゾートなんですが、そのヴィンパールランドに行くためのケーブルカーです。(日本ではロープウェイと呼ぶと思いますが、とにかくケーブルカーだそうです。果たしてカーなのか。)景気が良さそうですねえ。。。
まだまだ街の至る所で建設しまくってて、ますます発展して行くんでしょう。このリゾートは現地の人の生活と隣り合わせなので、"発展"を望むことが必ずしも住民の総意であるとは限らないですが、確かに外国人には快適な街になっているんだと感じます。ていうか日本にいると、100%の元気なリゾートってあまり出会えないじゃないですか?(僕が田舎者だからですかね?都会近くには100%のリゾートも多いんかな)なんかリゾートって響きが90年代で、'10年代を生きる僕にとってはリゾートはただただ物悲しさを感じさせる場所なんですけど(伝わってますかね…)、リアルタイムで発展してるリゾートを見たのはおそらく初めてで、これが「景気がいい街」なんやなと肌で感じますね。逆に、よく言われる我々が好景気を知らない世代ってのも実感します。出来ることならこの街はいつまでも安定して元気であって欲しいものです。
上から見ると円形のダム市場
マンゴーとパッションフルーツのジュース
生絞りフルーツジュースには気をつけろって言われますが、言われる意味も分かります。この写真、手前のジュースは間違いなくとても美味しいですけど、奥の棚に押し込まれたフルーツ、特にイチゴの色がヤバすぎます。イチゴは南国のものじゃないですからねえ、そりゃここで常温保存は無理でしょうよ。ここんとこどうでもよくなってなんでも飲み食いしてますが、この調子でずっと行くと確実にどこかで何かに当たる、と実感しました。んー当たるまでこの調子でやってみようか…食費は何倍も違うんで天秤のかけ方が難しい。。。
夕方にはホステルに戻ってさよならして、汽車までの時間をゆっくり過ごしたわけですが、ホテルをチェックアウトした後もホテル内のスペースで夜まで(例えば汽車やバスの時間まで)ゆっくり出来るのって、もしかして一般的なんですかね?そもそもそんなゆっくりな旅したことなかったから分からないんですが…すごいですねこれ。チェックアウトしたのにシャワーまで浴びれるとは。
ばんごはん
学習したので観光客への案内がなさそうな店で麺を食います。それでも40000ドン。駅近くに移動してから食った方がよかったかな。。

サントリーがこっちで、「TEA」に「MATCHA」を入れたで!っていう飲み物を販売してたんで選んでみたんですが、伊右衛門だと思って飲んだら超甘かったです。迎合しやがって…上海に次いで二度目の甘い緑茶、まさかサントリーに裏切られるとは編。
そして一昨日のブログの通り駅が遠すぎるので初のバイクタクシーに乗り(3万ドンでした。この街の相場が分かりませんがどうなんでしょうね…)
またまた夜汽車
またまた座席車を取りました。比較的空いてますね。6時台にはサイゴンです。ホーチミンの駅名は現在でも旧称のサイゴンを使用してるそうで、きっぷにもちゃんとSài Gònと書いてあります。検索するとニャチャン-サイゴン間を走る列車は「ブルートレイン」と呼ばれているらしいのですが、サイゴン発ニャチャン終着の列車のみを指すとか情報がごちゃっててイマイチわかりません。今回乗る列車はダナン方面から来る列車ですし塗装もブルートレイン用塗装ではないようなので、残念ながらブルートレインではないんだと思います、。(この辺りについてお詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。)
さて、ダナン駅は高松駅のような終着駅型でしたが、ニャチャンはもっと特殊です。バルーンループというそうで、日本に似た駅は無いんじゃないでしょうか。日本語で検索してもロクにヒットしませんでしたし。こちらの一番上のOlympic Park,Sydneyの駅の図にほぼ同じ構造をしてますね。

来た時に駅西側の踏切から撮った写真です。北から来た列車はそのまま左奥のニャチャン駅に入線、ニャチャンを出るとそのまま奥方向に進み、右へぐるっと回って写真右奥の線路から出てきてそのまま南へ、ということになります。ぐるっと回って再びニャチャン駅が見えたのでテンション上がりました。昼に前面展望したかったですね。

ベトナムの夜汽車はこれで3度目になりますが、3度とも至る所で子供がグズってるんですよ。顰蹙を買うのを承知で書きますと僕は子供がグズる空間にずっと居るのは無茶苦茶苦手なので(これは話すと長くなりますが子供がグズってるのにストレスを感じない人の方が子供を守るべき存在である成人のヒトとして異常だと思うんですよね)、これベトナムと日本のモラルの違いとかじゃなくて単純に子供の数が違うせいじゃないかと思い始めました。どこの国の子供もきっとグズる時はグズるでしょうし。この国は子供が多いんですね。少なくとも日本よりは多いはずですからね。幸せなことです。
ベトナムの未来はまだまだ明るいんじゃないでしょうか。知らんけど。我が国のそれが暗いだけにこの国には未来が明るくあって欲しいと思う夜汽車です。



(5/15 追記)

日本ではおそらく例がないと書いたバルーンループ線ですが、戦前はなんと高知にあったというタレコミがありました。あったというのは土佐電鉄の桟橋通五丁目電停で、現在終点となっている線路の先にバルーンループがあり、方向転換が可能だったとか。おそらく、当時は土佐電鉄安芸線があり、機関車が客車や貨車を引いて市内線に乗り入れることがあったためこのような設備が必要だったのではないかとのこと。
ふーむ、ネット上にはそうした確かな情報はパッとは見つかりませんが、当該電停のWikipediaには「1947年(昭和22年) 当停留所から桟橋を通り岸壁通(現在の桟橋車庫前)停留所に続いていた貨物用環線を撤去。」とあり、どうもこれのことっぽいですね。情報提供者はお察しの方もいるかと思いますが、例のやけに高知に詳しいおじさんです。

しっかり調べてみますと日本では「ラケット型ループ」というのが一般的なようで、終着駅折り返しを目的としたものに限定しても日本に一箇所現存するようです。埼玉新都市交通伊奈線・大宮駅。あんな大きな駅にあるとは、、存じませんでした。。。
なお、かつては上に書いたもののように路面電車などでこのループは多く存在したようです。ニャチャン駅のものは単なる終着駅型とは違い、Ω型の構造になっていてループを通った後は来た方向にそのまま帰るわけではないので、厳密には大宮もかつての桟五も微妙に違うような気もしますが。。。




2 件のコメント:

  1. なかなか美味しそうな旅をしてますね。
    私枚方の妹の方です。
    海外では緑茶は紅茶感覚なので砂糖が入ってるって聞いたことがありますよ。

    それにしてもフォー大好物なんよね
    羨ましい。
    ゴイクンもスイートチリにつけて食べるの好きなのよねー
    美味しそうな旅ー❗

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    1. ああ、なるほど...!わざわざ見てくださってありがとうございます。フォーはやっぱり段違いに美味いですね。生春巻きももちろん美味いですけど。確かに美味しい旅です笑

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