2016年8月21日日曜日

教会巡りを -ブルガリア2日目-


さっさと寝落ちたくせに起きたら10時ぐらいでした。昨日サボったので早速市街地を歩きたいと思います。
ソフィアも公共交通機関1日券4レヴァ(約200円ちょい)があるんですが、多くの観光地は宿の徒歩圏内に集まっているので今日は歩きです。まあ多くの観光地って言っても「なにもない」と評判のソフィア、あるのは教会とかばっかりなんですけどね。なんてことない東欧の町を散歩するぐらいの感じで行きたいと思います。


ただの宿の前
ただの宿の前の道がこれですよ。石畳の並木道。誰も特にありがたがることなく、車は適当に路駐するような一方通行の通りがこれです。


宿からほど近いオペラ座
今はワーグナー週間らしいです。

聖ソフィア教会
レンガ造りの素朴な教会。教会は入場無料なのが気兼ねなくていいっすね。「知」の意をもつソフィアという名前がつけられ、のちにこの町の由来になったとのこと。その順序なんやな。歴史は6世紀までさかのぼるらしいですが、現在の建物は20世紀のものとのこと。
すごいのはこの教会の真下に地下遺跡があることですよ。ガイドブックとかにもほとんど載ってなくて僕も行くまで知りませんでしたが、整備が最近だったんでしょうかね。入場6レヴァ、学生2レヴァ。もちろん普通の京大の学生証で行けました。ヨーロッパは学生に優しいですね。写真撮影有料、ただしケータイのカメラは無料とのことで(なぜ?)

たまったま持ち合わせた古いiPhoneで撮影
んーまあ地下遺跡ということもあってタテに狭いので上手いこといきませんね。でも規模もそこそこあってびっくり。中ではソフィアの成り立ちについての映像なんかもあって結構充実の内容でした。教会がこの地にずっとあったがゆえの、大昔のお墓とかが主だったように思います。
続いてその隣、ソフィア観光の目玉、

アレクサンドル・ネフスキー教会
ブルガリア正教会の大聖堂。この辺は教会密集地域ですが、地図を見ても実地に行っても「ここが本丸!」みたいな立ちかたしてます。先ほどの素朴な聖ソフィア教会とはうって変わって内装はとてもきらびやか。写真は撮影有料だったのでありませんが、高い天井から下がったシャンデリア、埋め尽くす壁画、大理石の彫刻、といった感じで息をのんでしまいました。さすがヨーロッパ、経済的に豊かではない方の地域でも教会建てさせれば天下一品ですね。ハノイ大教会みたいな場違いに静かな教会も異空間感あって好きですけど。いくうかんかんて。

となりにはナショナルギャラリーとやらも。
有料だったので入りませんでしたけど外観だけでもきれい。

非常に空港が近い、ヒコーキが近い。
(左:アレク...教会 右:ナショナルギャラリー)
近くの公園では小さなフリーマーケットが開かれていたので見学。

ちょっと感動
手前のタマゴの置物、奥のマトリョーシカ、共にロシアでよく見た典型的ロシア土産ですよ。もうそんな文化圏まで来てたんですね。旧ソ連圏。ヨーロッパであり旧ソ連圏である土地にやってきました。正確にはソ連自体になってたわけではないですけど。まああれですよ、スラヴですよ。スラヴ圏来ました。

宝石の類やアンティークがいっぱい並んでいる
宝石屋のおばちゃんに聞くとこの店たち、毎日やってるそうです。フリーマーケットという表現は微妙かもしれませんが、とにかく楽しいエリアではあるでしょう。多少お金の自由がきく短期旅行ならもっと楽しいでしょう。

これはさすがに毎日ではなさそう
なんかお祭りごとみたいな感じです。パンやジェラート、ビールにサングリア、洋服まで出てます。一通り見て、
これで2レヴァ(約100円ちょっと)
これも2.5レヴァぐらいかな。
グラタンっぽい食べ物にホームメイドレモネードをお昼ご飯とさせてもらいました。雰囲気よすぎ。

となりの公園の雰囲気もよすぎ



街の中心方面へ移動
ソフィアの街路は四角ベースで普通な感じがするんですが、街のヘソはちゃんと他のヨーロッパ都市と同じようにちゃんとあるようです。でもだだっぴろいのは旧ソ連圏な感じ、ということになるんかな?

ちかつうろ

地下鉄駅方面

カンペキに遺跡
 地下鉄を掘っている時に偶然発見されたというセルディカ遺跡。古代都市の跡らしいですね。それなりにきれいに掘って、こうして市民の生活に溶け込ませているのがすごい。

そして真ん中の交差点に出ます
この左にチラっと見えてるのが聖ペトカ地下教会、とのこと。確かに半地下みたいになってます。中も入れるという情報があったのですが閉まってました。

これが中心であるぞ
さっきの中心部、の写真は真ん中奥から手前方向を向いて撮ったものです。ちょうど逆方向。こりゃあれですね、完全に旧共産圏のそれですね。しかもあとでわかったんですが、この正面の建物が旧共産党本部ときたんでもうモロ。なんといっても「スターリン様式」ですよ。スターリン様式っていうのはもっとトンガリ屋根のトンガりまくった建物だったように記憶してますが、あんなんだけがスターリン様式じゃないんですね。。。

聖ネデリャ教会

なんと結婚式をやっていた!
昨日レストランで見たのと同じ編成の楽隊(ただし昨日はよくわからない大きな縦笛だったのが今日は明らかにクラリネットになってはいたが)が祝福の演奏をしております。素敵。そして式は一通り終わったあとなんでしょう、教会の中は普通に見せてくれました。またしても撮影有料で写真はないですが。大きさは先ほどの本丸アレク...教会ほどではなくこぢんまりした街中の教会ですけど、やはり壁画は見事なもので、また祭壇が神々しい感じでよかったです。ごめんなさい、詳しいことはなんらわからんのです...。ゲージツには非常に疎くて...。すげえ以上のことは言えないです。何もわからんシロウトも感動できるのが教会のすごいところ、まあそう作ってありますから当然といえば当然ですが。

話が逸れますが、僕の中高大と同じの友達が去年ぐらいに絵画(鑑賞)に突然目覚めて、去年の冬会った時はいろいろ勉強してたんですよ。ほんで今ちょうど彼がスペインとかイタリアとか旅行してるんすよね。彼の友人たちと。その様子をTwitterで見てたんですけど、ああ旅行において素養って大事だなと思いました。きっと同じゲージツ見ても僕と彼とでは全く違う見え方するんだろうなと。浅い感想。


聖ゲオルギ教会
奥が教会、手前はまた遺跡、まわりはさっきの旧共産党本部の写真の右の建物。よって場所がわかりづらい。
これも教会内部に入れるとの情報でしたが閉まってました。曜日が悪いなたぶん。


衛兵が立っている。絵になる...素敵や...
バーニャ・バシ・ジャーミヤ
こちらはモスク。ブルガリアはオスマントルコにも長く支配されたことがあるんですが、その時に建てられたそう。現在でも現役のモスクで、ムスリムの方が多くいらっしゃいました。観光できるかは不明でしたがどうやらできたらしい。でも入れそうにもなかった、曜日があかんな曜日が。知らんけど。
ただレールのある風景。
この写真左がマーケット。マーケットといっても雑然とした市場ではなく、小さな専門店が立ち並んでいるきれいで小さいモールみたいな感じでしょうか。

なぜこの市場の地下にも遺跡があるのだ!
遺跡の上を余裕でまたぐ通路がありますが、通路の先からは店には入れないようになってますね。。。


この車両、単眼って感じがすごい良い

ただの公園
でもジジイが弾くアコーディオンが、めっちゃ上手いわけでもないのにそれがまた良い感じで...。少し座って聴き入って。

さっきの祭りが加速してた
一度ブログのタイトルにしたような気がしますが、疾走する深夜の夜汽車で聞くと超カッコよくなることで(僕の中で)お馴染み、「Long Train Runnin'」/Doobie Brothersを演奏してらしたので引き込まれ、ここでもゆっくり。

幸せなおまつりやな
だーいぶ歩いたので、もうばんごはんに。今日もリーズナブルなブルガリア料理にありついてやろうと思ってたんですがなんか良いのを見つけられず、結局入ったのは

ウォーク トゥ ウォークというファストフード
ネットのランキング上位にあったのを覚えていたので。ヌードルの種類を選んで、主菜の具を選んで、ソースを選びます。入るまでわからなかったんですがアジアがテーマっぽい。せっかくなので麺はウドンヌードル、主菜はポーク、ソースだけ何故かアジアの都市名があてがわれていて、Tokyo(テリヤキソース)はさすがにちょっとな...と思ったのでBeijing(オイスター)にしました。注文してお金を払うと僕の注文した食材は、延々3基の中華鍋が稼働し続けているブースに移され、
オイスター焼うどんが登場する
ぶっちゃけ中華鍋を見るまでラーメン的な、汁そば的なものを想像していた...。パッタイですねこれは。美味い美味い、ああ美味い。パンが多かったから久しぶりにハラに溜まるものを食ってる実感が来ます。くーーっ。コーラも美味いわ!

ほんとは目の前に日本のビールがあって
ものすごく揺らいだ 
アサヒスーパードライだけは世界中探してもあれしかないからな...ああ...スーパードライ...

外のお席で食べられます
夜のホコ天。石畳。優雅優雅。

ブルガリアの石畳にキッコーマンは佇む

帰りの噴水

勢いも照明もエグかったので

あーーー疲れた。散歩でも疲れてまう体になりましたよ。おわりおわり。ブログなんか書いてられるわけありませんでしたよ。筆不精は加速する一方。


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