2016年7月8日金曜日

赤道直下のハンバーガー -ウガンダ4日目-


いよいよ遠出です。今日こそ。ちゃんと10時には宿を出ましたよ。
タイトルの通り、目的地はズバリ、赤道
あーーーーーー高まる。いろんなところを旅してきましたけど、今までは言ってみりゃ全部北半球ですからね。ちなみにシンガポールは北緯1度です。出国前の訪れた最南端の場所は小笠原諸島父島で、あの時はとんでもなく南へ来てしまったなと思ってましたけど、今はあれより遥かに南に居ると思うと遠くへ来たもんだと思いますね。。

そう、もうここまでで十分お察しいただけてるとは思いますが、僕はこういうのが好きです。マレー半島を鉄道で縦断する!とか(結局途中ヨコ移動でバス使ったけど)、上海から陸路だけでシンガポールまで行く!とか。国内旅行ばっかりだった三回生までも、高知県内の鉄道路線に全部乗るとか、最北端の駅稚内まで鈍行で行ってみるとか、日本のへそに行ってみるとか、そういう地図上・時刻表上でしか意味をもたない旅行、大好きなんですよね。「最北端」とかいうだけで、なんとなくものすごく行ってみたくなるんですよね。

てことで今回は赤道です。まあどのみちどっかで越えることにはなるんですけど、夜行バスで知らん間に越えるとかはなんかもったいないじゃないですか。カンパラは北緯0度19分、数十キロ南下したところに赤道とちょっとした観光地的エリアがあるらしいという情報を得たので行ってみることにしたのです。まずはマタトゥつかまえて市内中心、マタトゥターミナルへ。実は昨日も行って、赤道方面行きはどのあたりから出るかチェックしておいたのです。赤道(Uganda Equator)へは「ニュータクシーパーク」の最南端から出る、マサカ(Masaka)行きに乗れば大丈夫。
遠くに行くマタトゥだからかマイクロバス
やっぱり日本の中古車。「富士山本宮」と書かれたお札が貼ってあります。にわかに安全な旅になりそうな気がしてきた。2,30分ほど待機、人が集まってから発車です。乗ってた時間はだいたい1時間半ぐらいでしたかね、カンパラ市街を抜けると緑と起伏が豊かな大地の中を突っ走ることになります。
車掌さん(まあ普段着のウガンダ人やけど)に「Equatorまで」って言っておいたのでちゃんと降ろしてくれるんですが、

普通に赤道越えてから降ろしやがった 
えーあっけな。もう南半球おるやん。南半球に数十メートル食い込んでもうてるやん。えーあっけな。赤道に向かってちょっとだけ歩きます。南半球を。

ともあれ到着!
道を赤道が斜めに横切る。。。
いや、 赤道を、道が斜めに横切ってるんですね。向こう側のオブジェでは中国人の家族旅行客が記念撮影中。どこ行っても同じですがほんと、いい場所に長いこと居座り続ける人たちですね。。。向こうが結構いい場所なので、待機&待機。
ご覧の通り、何もない道ながら観光客が来るからかまあまあの数の土産物屋とかレストランが並んでいます。中国人家族の他にも結構欧米人が多く訪れてて、寂しい感じではなかったですね。

やっと空きましたぞ
記念撮影。身なりからしておそらくカンパラから来たであろうウガンダ人観光客2人組とちょっと仲良くなって、写真を撮ったり撮ってもらったり。
記念撮影も済ませて、これがただのならこれで終わりですよ。でも赤道はただの線ではありません。国境とか、日付変更線とか、へそ公園とか、そういう単なる人間の都合で出来た場所とはワケが違います。言うまでもないですが赤道は北半球と南半球の境目。それを実感させてくれるのが、

この装置ですよ
大きなじょうご。これを使うとこを見せるのは有料ってんで、こんなとこでも金取るのかと憤ってたら中国人家族がお金を払いました。おーさっすがー。太っ腹ー。ラッキー。

水を張って、注いだときの流れの勢いを白い板で止める
花びらをちぎって浮かべると、、、

そう。これは北半球と南半球で、渦のできる方向が違うのを実感できる装置です。北半球では時計回りに渦ができますんで、写真では全くわかりませんが花びらも時計回りに回ります。
南半球は当然逆の反時計回り。
 そして......


赤道の真上では渦ができない!!!
まったくまわらない花びらを見て沸く中国人家族。いやこれは沸くわ。ちょっとした感動ですよね。アタマではわかっててもいざ渦とか渦ができないとことかをみるとね。この歳でこんな理科の実験で感動できるとは、です。これ地球上で赤道でしかできないですからね。簡単にしてレアな実験に立ち会えました。
でもこれやってもらうのにいくら払ったんやろ...。

欧米人たちも楽しそう
この後ろには、、
赤道上のレストランが。
お昼時なので赤道上の席へ

異様にポテトフライが多い
赤道上でハンバーガーにがっつきます。美味い。美味いけど15000シリング。約500円。...まあまあかな。 なぜか店内には日本の団扇、そして魚へんの感じがいっぱい書いてある手ぬぐいが飾ってありました。なぜ。。。(ちなみにきいたら「日本人が来て置いていった」んだとか。なぜ。。。)

ご覧の通り、本来なにもない土地である
土産物屋見て、シャツももう一枚欲しかったんでTシャツ買って、マタトゥつかまえて帰って来ました。僕はふだん価格交渉は向こうの言い値の半額ちょっとぐらいから始めるんですけど、最終的に僕の言い値で買えてしまったのでちょっとミスかもしれません。(ご参考まで、向こうの言い値35000シリングを20000シリングで買えました。一回帰る素振りした結果の値段ですけど。もっと強気で値切るべきだったかもしれません。。。)

ちょっと街に止まると物売りが殺到する賑やかさ
マタトゥは宿の前を通ったんで降ろしてもらいました。これまたラッキー。ばんごはんはまた屋台行こうかとも思ったんですがちょっと同じものばっかりになるんで、ちょっと高いですが宿で食べることに。ネットの評判では「ピザしか置いてないし冷凍やし高い」とのことでしたが


今日はなぜか外の石窯に人がいて、石窯焼きピザにありつけました。ここ、人がいる時といない時があるんですよね。彼の出現条件がよくわかりません。。でこのピザは一番安いやつなんで12000シリング。ビールは4000シリングです。東アフリカはビールが有名らしく、特にこのナイルビールは有名なんですってね。
メニューのこのピザの説明のとこに「フレッシュバジル」って書いてあったのにこんなんでてきたから「バジルは?」て聞いたら、ふりかけみたいなバジルをパッパッと振ってくれただけでしたね。まあでも石窯の風味やしええけど。ビタミンが足りませんね。たぶん。


今日は念願の赤道にも行ったのでウガンダ大満足です。ということで明日はウガンダを発つ予定でございます。
ほんとに腰を据えられる余裕がある方は、ウガンダには他のアフリカ諸国同様に国立公園でサファリってのもありますし、なんといっても観光の目玉・ゴリラトレッキングってのがあるらしいんで動物に興味ある人には超楽しい国だと思います。治安もいいし。霊長類にとりたてての興味はないバックパッカーについては、すべきことはこんなところなんじゃないかなあと思います。もちろん楽しかったですよ。いざ。次へ。

10 件のコメント:

  1. アンチメタルチャーチ2016年7月10日 21:27

    アフリカ楽しそうですな 私は最後にアフリカに行くかアマゾンに行くか迷ってます まぁ前者だとケニアで終わるんですが

    返信削除
    返信
    1. アマゾンまだ行ってないっすけど、僕ならアマゾンですね。地球の裏側ですよ?絶対社会人になってからの行く難易度高いと思います!

      削除
  2. にゅうこう2016年7月13日 12:14

    ブログ全部読んでます!お元気そうで何よりです。
    赤道到達おめでとうございます!
    渦巻きの実験ですが、極度な低緯度且つこの大きさの装置でそこまで差が生まれないらしく、エンターテインメントの側面が強いそうです…

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます!
      えーそうなんや...。めっちゃ素直に感動してしまった。。。確かに赤道上では渦なかったけどな...........

      削除
  3. 最近更新ないけど大丈夫??生きてる???

    返信削除
    返信
    1. すみません、アフリカのネット事情が悪すぎました。。。ご心配ありがとうございます...

      削除
  4. 梅野「(メッセンジャーに対して)ワイド!ワイド!」

    返信削除
    返信
    1. 失礼ですが当コメント欄は基本的にNPBに関連した話題を扱っておりません。ご了承ください。

      削除
  5. おーい! 大丈夫か?
    WiFiないんか??

    返信削除
    返信
    1. その通りです。。。アフリカはつらいものがありましたね。。。

      削除