朝10時にチェックアウト。YWCAは15000シリング(約750円)で朝食付きとダルエスサラームでは格安な方なのですが、今日はチェックアウト後に朝飯くれというと「TOO LATE!」と目ん玉ひん剥かれました。受付と食堂のおばちゃんの両方に。まあ全然ごはんくれたけど。ごはんはゆでたまご、ミルクティー、ボッサボサの食パン。まあそういうもんですよね安宿の朝食は。
ちょこっと昨日買った安スマホの不明点を解決しに再び通信屋とスマホ屋へ。そして
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おふねにのります |
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フライングホース。ハネウマ? |
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ダルエスサラームもこう見るとずいぶん近代的。 |
そもそもダルエスサラームっていうのは平和の地っていう意味らしいですね。こんなに治安が悪いのに平和の地とは、という話はよく見かけます。ほんとですよ。
そんな皮肉な街を離れて向かうはザンジバル島です。日本ではそこまでポピュラーではないと思いますが、緑豊かで海が綺麗で、本土とは全く違った歴史を持つ面白い島です。そもそもタンザニアという名前は本土部分(タンガニーカといいます)とザンジバルに「アザニア文化」の名前を足してできた名前なんだとか。へえー。現在でもザンジバルは本土タンガニーカから強い自治権を確保したザンジバル革命政府が統治しているそうです。革命政府。名前はともかくとして、格は香港みたいな感じかと思いましたけど香港以上ですね。本土とほぼ対等な扱いを受けているようですんで、どこが似てるかな、北アイルランドとか?違うかな...
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外国人旅行者は必ず通されるVIPルーム |
外国人は片道20ドルです。この12時発の便以外は35ドルとかになるのかな確か。んで20ドル払ってるのでこのVIPルームに通されるわけですね。ソファーとかリクライニングの椅子が無造作に置かれてる暗い部屋です。まあまあ。
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出航! |
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しばらくは甲板にいました。さすがにでかいなダルエス。 |
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タンザニア国旗がはためく |
タンザニア国旗もタンガニーカとザンジバルの国旗をあわせたデザインらしいですね。象徴的。
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到着。 |
出航から約3時間で着くはずでしたが、4時間かかってます。さすがアフリカ。かっちり遅延してくる。KARIBUはWelcomeの意味。この建物の中になんとイミグレがあります。確かに強い自治権を確保してます。イミグレは難なくでした。
ついたところはストーンタウンと呼ばれる旧市街で、この街並み自体が世界遺産に登録されてます。道が狭く迷路のように入り組んだ石造りの街ということで、まだ日も暮れてないし適当に歩いてみることにしました。一応の目的地は目星をつけておいた宿ですが、そこはあまり深いこと考えずぷらぷらと。安スマホのGPSも精度が良くないし、普通に迷いこみました。しつこい宿の客引きさえ居なければ冷めずに歩きまわれたんですが。。。日本人バックパッカー夫婦がずっとついてくる若干ヤバい客引きにつきまとわれてるとこに遭遇したりしました。
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迷い道くねくね |
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石も多いがトタンも多い |
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タコ3000シリング。冷めてておいしくなかった |
そうしてゆっくり宿に行ってみるとさっきの夫婦の日本人バックパッカーの方がいらっしゃいました。もう出発してから1年以上になるそうです。しかも夫婦、つまり複数人パーティで旅行しているのに「居たいとこに居たいだけ居る」みたいな放浪スタイルに近い形でやっていらっしゃる。いいなあ。
荷物を置いて再びちょっと歩き回ることに。ザンジバルは観光客も多く、さっきの写真でもお見せした通り全くアフリカっぽくないんですね。その昔はアラブ圏とヨーロッパ圏に次々と支配された歴史を持ち、貿易の拠点として栄えてたそうです。出た。ペナンのパターン。アフリカという土地柄はもともと英語圏でキリスト教が多いですが、ここはイスラム文化が非常に強いです。アラブと東アフリカとヨーロッパが混ざった街ですね。
何が言いたいかというと、治安がいいんですよ。「治安がいい」と言い切られてる街、そもそもアフリカ州にあったんですね。夜でもいちおう一人で歩けます。夜の暗い路地はちょっと怖いけども。
散歩していると三たびご夫婦にお会いし、晩御飯に誘っていただいたのでご一緒することに。
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道中あったアクセサリーショップ |
あーネットでみたやつ!世界中のコインをくりぬいてアクセサリーにしてるお店です。
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日本の100円玉。日本なら犯罪 |
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光の加減で色がおかしいけどこれは10円 |
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目的地到着 |
海沿いのフォロダニ公園です。夕方以降はここに屋台が立ち並びます。
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夕日が海に沈む |
綺麗ですけどサンセットの時は海の上に雲が出て綺麗には沈みませんでした。でもまあ、海には小舟がいっぱい浮かんで、少年たちは飛び込んで泳いでて、なかなか風情はありましたね。
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お目当ての、 |
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ザンジバルピザ! |
我々が良く知ってるピザとは違います。お好み焼きとかチヂミみたいな感じ?ピザみたいに薄く伸ばした生地の上にみじん切りの野菜と牛肉、6Pのクリームチーズに卵を一個割り入れて、包んで焼くわけですね。具はバリエーションがいろいろありましたが、この野菜と牛肉とチーズのやつがめっちゃポピュラーみたいでした。3000シリング、約150円。めっちゃ安い!
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うまい!!! |
まわりのヨーロピアンの人々は何枚も注文したりしてましたね。さすが名物、うまい。
もちろんほかにも、串焼きやフライドポテト、アフリカでもお決まりのサモサなどなどが売られてて楽しい屋台街です。僕はザンジバルピザ2枚、串焼き一本。ご夫婦が注文してたチョコバナナピザも一切れいただきまして、これもなかなか美味かったです。クレープみたいな感じでメシのピザとスイーツなピザがあるようです。
ここでさらにもう一人の日本人バックパッカーと出会い、この方も同じ宿ということが判明。あわせて4人でご一緒して宿に帰ってお話ししているとさらにまた一人日本人女性バックパッカーがいらっしゃって、合計で日本人は5人にもなりました。今回は学生は僕一人で、僕以外は皆さん旅を始めて1年前後、歳は20代後半以降。経験豊かなみなさんの旅のお話しを聞かせていただきました。やっぱりこういうの超おもしろいですね。口を揃えて「エチオピアに行くべき」とおっしゃるのですが、よくよく聞くとエチオピア(の南部)の個人旅行事情のヒドさが出てくる出てくる。多くの部族?をまわるエリアの話だったと思うんですが、ざっくり書くと観光業の利権を仕切っているのがヤカラ集団でめちゃくちゃ気疲れするそうです。「個人で突っ込んだほうが安くはあがるが首都アディスアベバからツアー組んだほうがいい」とのこと。ケニアでは「この前も道で人が撃たれた」っていう話を在住日本人に聞いてきたらしく、あーウガンダから入ってよかったーと思いました。行ってみたいけどね。お金が出来てから。
みなさん明日はストーンタウンを離れるとのことで今宵限りでしたが、なんとも楽しい夜でした。日本人に有名なゲストハウスを選んでよかった。(ちなみにザンジバルナイトっていうのはリリーフランキー主催のアーティストが集まって歌謡曲カバーするイベントらしいです。行きたかった、どうせ東京ですけど。)
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