今夜は夜行で移動、ウガンダを出発します。
前に書いた通り、ひょんなことからケニア・ルワンダ両国に入れるビザを手に入れてしまいました。どちらの国ともビザを要求され、また飛び込みで国境に行っても通常ビザが出ないのでラッキーです。しかし僕はここから南下する予定。言ってしまいますが、まずはウガンダから直接タンザニアに行くつもりでした。ケニア・ルワンダに入国出来るようにはなりましたが、考えられるルートとしてはビクトリア湖の東を回るウガンダ→ケニア→タンザニアのルートか、ビクトリア湖の西を回るウガンダ→ルワンダ→タンザニアのルートのどちらか。つまりケニアとルワンダは、どっちかしか行けません。(どっちも行くとどっちかが単純往復になってお金と時間がかかってしまいます)
僕が選んだのはルワンダ。今行っとかないと一生行かない気がしたってのもありますけど、実はシンガポールでお世話になった方から、ツチ族とフツ族の抗争で有名なあのルワンダが今では『アフリカの奇跡』と呼ばれている、という話を聞いてたんですよね。ツチとフツについては近代史すぎてなんと地理で習いました。記憶に新しい。あのルワンダ、現在では平和を取り戻したどころか、アフリカの優等生と呼ばれるほどに治安も安定し、経済成長を遂げているんだとか。そんな興味深い国にちょっとの寄り道で行ける機会です。行かない手はないなと。
ちなみにケニアは、また行く機会があるかもしれないなと思ったのもありますが(もちろん一生行かない可能性は高い…)、治安が怪しいんですよね…。首都ナイロビも強盗とかが頻発してるらしく。ケニアの観光の目玉はなんといってもサファリですが、別にサファリならケニアじゃなくてもアフリカじゅうにあるんですよ。なんならタンザニアとかの方が良いとされてたりします。というわけでこうして、今ケニアにわざわざ行かんでもええな、となりました。ケニアの方がビザ代が20ドル高いので今回は20ドル損したことになりますが、こういう機会の20ドルは全然考えません。どうせ同じ額払ってるのなら行きたいかどうかのが大事に決まってますわ。
そういうわけで一昨日取ったのはルワンダの首都・キガリ行きの夜行バスです。国際バスはあまり夜行はないんですが、ウガンダ-ルワンダ国境は24時間空いてるので大丈夫だそう。夜行バスは宿代が浮く上に遅れても夜到着にならないので助かります。
今日のお昼は突然スコールみたいな雨が降ったりでしたし、チェックアウト後も宿の共有スペースを使わせてくれたので夜まで情報収集などしながらずっとゆっくりしてました。日暮れ前に出て、暗くならないうちにバスターミナルへ。
到着 |
肉。 |
バスターミナルでも軽食を売っています |
出発の15分前ぐらいにバスに乗りに行くと「このバスやで」と言われ、乗り込もうとすると別のおじさんに「それはチケットじゃなくチケット引き換えチケットやからチケットと引き換えて来なあかん」と言われてしまいます。ちょっと混み合っている窓口へ。彼らあまり列に並ぶということをしないので(悪気はもちろんないのです、というか列になってないだけで気性とかは至って穏やか、平和な光景。)、僕も時間がないので「早くチケットくれやー、俺の分やってんの?」とか言いまくって、ようやくチケットを入手。発車5分前。あぶない。
さっきのバスに乗り込もうとすると、「キガリ行くんやろ?それゴマ行きや、キガリはあっち」と言われてしまいます。あやうくコンゴ民主共和国に連れて行かれるとこでした。あぶない。そういえばバンコクで、「東アフリカはいいけどコンゴに渡ってはいけない、アフリカで行方が分からなくなったバックパッカーはだいたいコンゴに入ったとこで消息が途絶えているらしい」とかいうゾッとする情報を聞いてました。あっぶない。こうして無事キガリ行きのバスに乗り、カンパラを後にしたのでありました。
コンセントは使えず |
夜8時に出て、国境に着くのはAM3時ごろとのことなので、それまでゆっくり寝ることとします。
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