2016年7月13日水曜日

タダじゃ済まないタンザニア -ルワンダ4日目=タンザニア1日目-


今日は朝早くにバスに乗って、着くのが翌朝。ブログは5行ぐらいしか書くことないんじゃないかと思ってました。そんなことはなかった。そんなすんなり移動させてくれるようなアフリカ大陸ではなかった、ということですね。
AM3:00。バス会社でチケット売ってくれたヤツが部屋まで迎えに来てくれました。ホテルの名前は言ってましたけど部屋番号はなく、自力で来いと言われてたんですよね。で、そんなド深夜に一人で全荷物を持って歩きたくないと伝え、いや安全やでと言われてたとこでした。でも迎えには来てくれた。結局親切かよ〜。
マイクロバスみたいなんに乗り込み、また空いてて隣が空いてるので上半身を横にして下半身はアグラ。いざ出発。早い段階で通路に丸めた大きなトタンが運び込まれましたが細かいことは気にしない。ということで貨客バスになりましたが、こいつがめっちゃすっ飛ばします。下り坂とか事故するんじゃないかってぐらい。ダウンヒルですね。
あっという間に国境に到着。ルワンダとタンザニアの間は結構歩かされます。バックパックしょって、結構歩いて長い坂を下り、また上る。朝からしんどいなあ、、

イミグレ間が長いので、こうして看板が設置してあるところで左側通行に変わる
ルワンダとタンザニアの間にはなんと日本国旗
日本の援助で国境の橋が作られたみたいです。日本が二国の架け橋になっているようでちょっといいなと思いました。
橋の下は滝
豊富な水量!日本かと思うような地形です。ルスモ滝、というそうですね。調べたらなんとナイルの最奥地水源!もっとありがたがっておけばよかった。世界一長いあのナイルの最奥地水源!こんなとこにあると思わんやんけ!
タンザニア側のイミグレではアライバルビザの発給にまあまあ待たされましたが、その他に特に問題はなく無事入国。イミグレを通った先の、

こんなよくわからんとこ
ここでバスが来るのを待たされます。まあ左側通行にもなってるし、車両は変わるかなとは思ってましたが、車両到着まで1時間以上も待たされるとは。1時間以上待つことになることを隣のスーツ着た紳士?が教えてくれ、この微妙そうな建物群で腹ごしらえ。
わらけるほど質素
節約飯。ドーナツとコーヒー。1000タンザニアシリング。20シリングで約1円なので約50円。ほんとはもっといいもの食べようと思えばありましたけど。まあバス代が結構したので遠慮がちになっております。

バス到着
左側通行に戻ったので、また日本のおふる。車椅子マークが付いてます。またハイエースか...。これで翌朝までではなく、途中のカハマという街で乗り換えと聞かされているのでまあ、まあ、お昼ぐらいまでなら。。
僕らは確実に長距離移動バスに乗っているはずなんですが、空いたスペースをほぼマタトゥの運用でまわしているようで、まるで通勤バスのように所狭しと現地人が乗っては降ります。爆睡してたら隣からオッオッとか聞こえるので目を覚ますと、まずいつのまにか補助席が降りており、いつのまにかおばあさんが座っており、おばあさんの膝の上にはニワトリ −生きた、ニワトリが一羽。僕の膝が今にもニワトリにつっつかれそうになっているのでした。僕は確か長距離国際バスに乗ったはずなんですけどね、どうしてニワトリにつつかれそうになってるんでしょうか。(ちなみにおばあさんが上手いのかなんなのか、終始ニワトリはおとなしく、前の方で泣きわめくガキよりよっぽどいい子にしてました。まあこんな劣悪な環境に座れもせず乗ってたらガキも泣きわめくだろうなとは思いますよ。)

現地人の無数の乗り降りを繰り返したんでしょう、頑張って寝ておりましたが、15時ぐらいにカハマに着きました。ここでダルエスサラームとアルーシャに分かれて乗車します。僕の乗るアルーシャ行きバスはどこですか?
係員「明日の朝6:00です」
到着時刻じゃなくて、出発j
「6時発です。」

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、んー、言ってる意味が分からない。僕は明日朝アルーシャに着くチケット買ったんですよ。こういうの僕ちゃんと確認してからチケットとりますからね、間違い無いですよ。なんで6時にまだ400km以上離れたとこにいることになるんでしょうか。そもそもなんでこんなわけのわからん街で一夜を明かすことになってるんですかね。
もう全然意味がわからない。結構怒鳴りましたよ。向こうも非を認めるあたり、人は悪くないんだとは思うんですけども、ルワンダのあの親切スタッフがうろ覚えの時間を言いやがったんですかね。騙されたわけではないと思いたい。
怒鳴っても困ったそぶり見せても無理だったので途方に暮れ、何も考えられんので腹ごしらえしながら考えることに。
BTの屋台メシ
ホールトマトと牛肉煮詰めただけみたいなスープ、たまごとじフライドポテト、それぞれ2000シリング(約100円)ずつ。シンプルにして超美味い。

どう見てもカープの帽子をかぶった現地人おった
リキシャがおる!
タンザニアはインドの影響がかなり強いと聞きます。こういうとこもでしょうかね。。
日本の中古車......
結論、やはりとりあえず安宿があればそこに転がりこんどくのが一番安全かつ楽なのですが、相場が10ドルぐらいとのこと。アフリカ並み。明日早朝にここまで来る必要があることを考えるとこの近くで宿を取る必要があるので(治安的な意味で)、近場の宿をいくつかあたってみますが、どこもいっぱいかバカ高いか。タンザニアのお金がほぼなかったのでATMを探してだいぶ歩き、日没までになんとか現金はゲット。しかしながら宿はなし。リアル宿はなし、です。空港に泊まってみよう!とかそういう宿はなしとは訳が違います。
もう一度BTのバス会社のオフィスに戻って、「これはお前らのミスじゃ、事務所で荷物ぐらい預かれ」というと難なくOK。決定。オフィスの前のベンチで朝まで過ごす。荷物を預けられる以上、たとえ強盗にあっても差し出すものが最小限で済むわけです。ならやってみようじゃないの。こんなことで余分に宿代払うのもシャクで仕方がないんでね。
今夜の寝床
幸い屋根はあるし、たぶん明かりもあります。ここにいる人たちは全員ダルエスサラームに行く人たちなので、今晩バスに乗って行ってしまいます。で、このうちの一人が僕のこうなるいきさつを一通り見ていて、事務所の人に「事務所の中で泊まらせたったらええやん」という交渉をしてくれました。なんとお優しい...!結果、

今夜の寝床(改)
助かります、、、。ダルエスサラーム行き乗客がみんな優しくしてくれて、アルーシャには全然たどりつけてないけどなんとかなってます、、、。ありがとうございます、、、。しかも朝まで事務所に人が居るし、なぜか長椅子が空いていて完全に横になって寝られました。ガチ寝床。宿と言って過言ではないですね。

青い服の方です。ぶどうとオレンジまでくれた
 親切な人は居るもんですね。めちゃくちゃ美味かった。タンザニア、のっけからつまずきましたがみんな親切にしていただいて、そして宿もタダで済みました。お後がよろしいようで。

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