2016年7月23日土曜日

今はまだまだ -タンザニア11日目=ザンビア1日目-

窓から朝焼けが差し込んで目が覚めました。
当然のごとく二度寝。朝日が昇るから起きるんじゃないんです(?)。その後は目覚める時まで寝たつもりでしたが、起きてもまだ9時半ぐらいでした。バスなら30時間の距離を48時間かけてるだけのことはあってなかなかにノロノロ進んでます。

あさごはん
こちらも4500シリング。ミルクたっぷりのお紅茶があれば他がなんであろうと満足できるようになってしまいました。日本にいる頃はホットの紅茶なんか全く飲んでなかったというのに。

遠くに牛たちがみえる、と同室のタンザニア人紳士が教えてくれた
窓はこのぐらい開きます。

ムベヤ駅に到着
もうかなりザンビア国境が近づいてますが、ここムベヤ駅はマラウイとの分岐点でもあります。マラウイに向かう旅行客もゾロゾロと降りてゆきます。日本人もいましたね。

遠くに見える街並みは多くの人家が見える

おひるごはん
これは同室のタンザニア人が隣の客室のタンザニア人からもらってきてくれたチキン。現地の人はお弁当どころかお鍋ぐらいのを持ち込むのでびっくりします。余裕でいただきました。ありがたいー。というか親切にしてくれる現地人がめっちゃ多いです。そう、多くのタンザニア人はすごく親切なんですよね。そろそろ11日もいたタンザニアともお別れですが、スマホのことだけでなくこういう人たちに親切にしていただいたことも忘れないようにせねば。スマホも引きずるけど。思い返せばバス会社の人が事務所に泊めてくれたわけわからん街、ンゴロンゴロ、ダルエスサラーム、ザンジバル、タンザン鉄道と、一口にタンザニアといっても盛りだくさんでした。なんか良くも悪くも思い出に残る国でしたね。長く感じられました。まあ11日って大概長いけど。

ムベヤ、人家多っ...


交 換
対向の普通列車と交換です。普通列車はかなりこう、快適さの面で急行と差がありそうではありました。。すれ違うときはお互いの客がイェイイェイヒューヒュー言いまくって超盛り上がってお祭り騒ぎでした。そんなに楽しいか。

赤土にレンガの家々。イメージした通りのアフリカ
タンザニア国内にいるうちはSimカードを買ってますんで、テザリングを使えばPCでもネットができます。速くはないですが、こんな大草原のど真ん中でも繋がるとはアフリカの携帯事情はやっぱりすごい。赤土の大地にレンガで建った家が並んでるだけの集落にでも、近づいたら十分に電波が入りますからね。大したもんです。大自然を窓から眺めながらネットもしながら。現代の旅行者はこういう感じの人が多いです。初めてSIMカードというものを買って、便利さには驚きますな、やっぱり。


食堂車の隣のバー、というか飲み物が売ってあるただの広い共有スペースがあるんですが、そこに昨日お会いした日本人の方ともう一人日本人がいらしたのでご一緒させてもらいお話しすることに。ザンジバルの時とは打って変わって、今度は2人とも学生でした。二人も車内で会って、二人ともアフリカを長期で旅行しているとのこと。車内でやることもないので話に花が咲きました。片方は僕のひとつ下でヨーロッパ留学の帰りに旅行しているパターンですが、留学先で知り合ったタイ人親子とアフリカを回っているというなんとも珍しいパターン。ちなみにタイ人はめっちゃ良い笑顔するナイスガイです。お母様はよくわかりません。旅するって言ったらついてきたらしい。もう片方(昨日あったほう)はずっとアフリカで今年度1年を過ごすという、なんと女性。しかも正真正銘ノープランで放浪スタイルです。僕も含めた学生世界一周をやってる人たちの多くは、予定を決め切ってはないですが放浪と言えるほど放浪はしてないというか、まあそれなりにサクサク進みますんで、女性一人で、しかもアフリカを放浪、と聞くとびっくりします。根性あるなあ。。

夕方過ぎ、一旦それぞれの部屋に戻りました。越境しに。

国境駅に到着!
タザラ鉄道での越境時は部屋まで出入国管理官がやってきてハンコを押してくれます。これはいいっすね。便利。ザンビアには隣国ジンバブエと一緒になったビザが存在し、ボツワナとの国境か空港でなら取れると聞いてたのでダメもとで聞いてみましたがやっぱりダメでした。この自室イミグレで取れるのはシングル、ダブルだけ。マルチもないらしいです。きびしーなー、、もし取れたら行こうと思ってたけどジンバブエどうしようかな、、。

ばんごはん
この右の大きなまんじゅうは、アフリカで広く食されている主食であるところのウガリです。トウモロコシをどうにかこうにかして作るらしい。主食はライスかチップス(ポテトフライ)かウガリかを選べるんですが、ここまで一回も食べたことなかったのでウガリ食っとこうと思って注文してみました。
いい評判をほとんど聞かないウガリ。前情報では「味がない」という話でしたが、マジで味がない。そして食感は水気でグジュグジュのまんじゅうです。お湯の風味というか。まあそらこれはポジティブな感想が出るわけはないわな、、。でもアフリカの人はウガリのない食生活は考えられないほど大好きとも聞きます。文化の決定的な違いは主菜ではなく主食に現れるような気もしますね。
ウガリは良いとして、牛肉なかなか美味かったです。これで4500シリングとかなので、ここが食堂車であることを考えればなかなかコスパの良いごはんなように思えます。

あ、そうそう、車内では越境した瞬間にタンザニアのお金は使えなくなります。同じスタッフが同じもの出してるのになんで使えへんのや、と思うものの、その辺の融通は全然きかないみたいです。一応国境では両替商が乗り込んできてたのでレートはもちろん交渉して3〜4000円分ぐらいだけ替えておいたんですが、まあまあの量のタンザニアシリングが余ってしまいました。市中ならもっと良いレートだとは思うんですが…、両替商からは「ここが最後の両替の機会だから全部替えるべきだ」としきりに言われたのでちょっと不安でもあります。このばんごはんは20クワチャ、1ザンビアクワチャは今だいたい11円です。計算がだいぶしやすいですね。

てな感じでしゃべってまして、結局23時前まで喋っておりました。いよいよ明日はザンビアに降り立つ、はずです。


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