2016年7月25日月曜日

ルサカ散歩 -ザンビア3日目-


朝起きたら泊まってたホテルが結構よさげでちょっとびっくりしました。

プールがある
テントを張ってる人が多くいます。テントならだいたい半額、5ドルぐらいだそうです。南部アフリカはこういうテント泊ができる宿が多いっぽいですね。なるほど。僕はさすがに南部アフリカのためだけに一人で一人用テント持ち歩くのはきびしいかな。複数人なら便利かも。

あさごはん
有料でしたけど。20クワチャ、200円ちょっとですか。紅茶が3杯ぐらい飲めてよろしかったです。スウェーデンの大学に通っていて今研究のためにザンビアに来ているという韓国人の方がいてました。植物の研究だとか。日本語めっちゃうまくてびっくりします。そしてタザラ鉄道の車内で会った日本人女子にも再会。今日からこの宿を予約していて、今朝別の宿から移ってきたんだそう。確かにここはブログなんかでも評判のお宿ですからね。この宿にはキッチンもあるので、自炊ごはんシェアを持ちかけていただきました。乗らない手はないですわね。ありがたいありがたい。

宿にはうさぎがいます
そもそもこの宿、Kalulu BackpackersのKaluluとはウサギの意味らしいっすね。
今日はルサカを散歩、そして次へのきっぷも手配してしまいたいとこです!

超近代的ショッピングモール!
ここは本当にアフリカなのか!

ソニーのお店まである!
経済が一段階、東アフリカより進んでるんでしょうね。スーパーで今夜の食材を買い揃え解散、僕はここから散歩ですが、ひとつやらんといけんことがあります。何処弁。
まだタンザニアのシリングがいっぱいあるんですね。ダルエスサラームの街中のレートはよくなかったし、タザラ車内の国境付近で乗ってきた両替商も当然レートが悪くちょっとしか両替してないので、ルサカ市中で両替する必要があります。モール内の銀行や両替屋は扱ってなくて全滅。

KFCもありましたがシマ(ウガリ)を売ってました
国鉄の線路を渡って銀行街へ
やはりサムスンは強い
さんざん銀行や両替屋を回りましたが、結局全滅。バークレー銀行もダメでした。南アフリカランドやボツワナプラとかは替えてるのに、やはり東アフリカのお金は弱いんですね。。。僕はてっきりザンビアよりタンザニアの方が強いと思って、ということは弱い国の方で替えた方がいいからザンビアで、とシリングをとっておいたんですが今まで見てきた通り明らかにザンビアの方が強いので、タンザニアはレートが悪かったですがザンビアではレートどころか替えてくれすらしやしません。このままでは約10000円相当が焦げ付く.......ピンチ!ピンチじゃ!
こうなったらこれからタンザニアに行く旅行者に両替してもらうしかありませんが、宿に帰ったものの居ない、とかなったらそこで終わりです。そこで!ルサカにあるタザラ鉄道のオフィスに行くことにしました。タザラ鉄道のチケット売り場に来る人なら大概タンザニアに行くでしょう。その客を捕まえるしかない!
写真がないんですが、タザラ鉄道のオフィスは思ったよりオフィスでした。チケット売り場、という感じじゃありません。確かにチケットはここで買えるはずなんですけど、「何しに来た」と言われたので事情を説明すると応接間みたいなとこに通されてしまいました。ソファにふんぞり返ってなんか美味そうなもんに齧り付いている恰幅のいいおばちゃんが5000円分、僕がレートをいうと「国境で替えたレートと違う」とか文句を言いながら(たぶん気づいてないが)僕に有利なレートにして替えてくれました。やっった!さらに別のおばちゃんがもう1000円分替えてくれた上に、残り4000円分についてはバスターミナルに行って替えてもらえと言って、しかもバスターミナルまで人をつけてくれました。なんなん超親切やん!ちょうどこの後バスターミナル行かなあかんかってん!
バスターミナルは混沌そのものでした。チケット売る事務所が立ち並んでる間の狭い入り口から倉庫みたいなところに入ると、広いスペースに日用品やなんかがずーっと並べられて売られている所に出ます。つけてくれた人が人づてに「タンザニア」「タンザニア」と訊きまわって見つけてくれたおっちゃんにレートを見せると、「それは銀行のレートやろ、ここはBlack Marketやぞ」と言われました。「ここはBlack Marketやぞ」なんてセリフ、人生でマジで言われることあるんですね。つまりここは闇市、彼は旅行者ではなく闇両替商でした。ポケットから札束も出てきました。プロですわ。そんな国境みたいなレートで替えるもんか!宿で旅行者を探して、いなければ明日また来ることに。
でもって、バスのチケット。次の街、リビングストンまでは夜行が望ましいんですがどこに行っても一番遅いバスが19:30発、翌AM2:00着。翌AM2:00!深夜2時にアフリカのバスターミナル!アホか!死ぬわ!
とりあえず、とりあえずね、この近くに国鉄の駅があるので、見学を兼ねて行くだけ行ってみることにしました。もしリビングストンまでの列車なんてものがあれば、検討の価値はありますんでね。ダメもとで。
駅の窓口は閉まってたもので、セキュリティの人に聞いてみます。
リビングストンまで行きたいねんけど汽車ってある?
「あるで」
マジか!何時?
「週2便で直近は明日の朝6時」
おおっ!ラッキー!で到着は?
「翌AM2:00」

......。翌AM2:00。一緒か。鉄道おっそいなあ。でもたぶん鉄道駅なら朝まで過ごせるし、よく遅れるっていう話やし、値段はバスより25クワチャだけ高いけど寝台らしいし、宿代と考えたらアリやなあ(もちろん「ただ鉄道に乗りたい」というのはデカい)。窓口はもう閉まってるので明日の朝来てくれとのことで、明日また来ることに。

見にくいけどもこれが時刻表
週2便、ルサカは途中駅で、北のキトウェという街からリビングストンを2日かけて結ぶようです。

駅には蒸気機関車も保存されてました
「写真撮っていい?」と聞くと「10クワチャ」。じゃあ別にいいというと「じゃあ5クワチャ。」これ絶対お前が金欲しいだけやんけ。ということで盗撮です。たぶん公式には撮っても大丈夫なものなので。

自炊もあるので日が暮れぬうちに宿へ。

ザンビアに素材集めに来たアクセサリ職人おった
かっこええなおい、、。普段は南アフリカの市場で売ってるらしいです。許可を得て撮影させていただきました。
ばんごはん
やっば。豪勢。サラダにパスタにハーブチキンですよ。りんごジュースも入れて一人頭42クワチャちょっと、500円いってないですね。何が安いってとにかく肉が安い。野菜は当然安いんですが、南部アフリカは肉が安い。サラダについては料理シェア相手の方がタンザニアにホームステイしてたときによく作ってもらってたというアフリカスタイルのサラダを作ってもらいました。いいでしょ。レモンと塩のシンプルな味付けで、とても美味かったっすね。僕はお湯を沸かしてパスタぶち込んで、売ってる時点で味付けされてる肉をただ焼いただけ。3年も下宿してその程度かと。その程度です。牛丼屋が偉大すぎるのが悪い。大学周りの定食屋もまあまあ偉大やし。
また話が逸れましたが、キッチンまわりに人は集まってきますね。韓国人男女とアフリカをまわっている日本人男性にもお会いしました。年齢は僕より5つは上かな、ぐらい。韓国人のお二人も含めて超面白いひとたちでした。3人は南アフリカから北上してて、この後はタンザン鉄道でタンザニアだそうです。ん?タンザニア?
快く残り全額を両替していただきました!よっしゃ!焦付きゼロ!手数料ゼロ!やりましたよ。ATM手数料、両替手数料、これらはバカにならないですからねほんと。とっても助かりました。
さらには地元のおっちゃん。キャップかぶっててブランデーを水で割って飲んで冗談言って笑ってるという、日本のお酒飲みの方と全く変わらないスタイルのおっちゃんです。アフリカで生まれ育ったけどインド人で、子供の時はザンジバルにも居たことがあるというエンジニア。

ザンビアのモシビールをごちそうになりました
この方は経済の話もしてました。「この前イギリス行った時思ったけどイギリス人は働きすぎや、みんなそんなに早く歩いてどこいくねんと思ったわ。バーに行って隣の人に喋りかけたけど無視されたし。アフリカはモノは豊かじゃないけどみんな優しくてぬくもりがあって、気楽に暮らしてる。こっちの方が幸せや」...ってこの手の話、よく高知の人が東京を相手取って語る話に酷似してませんか?都会と田舎の二項対立に落とし込んでわかりやすい構造にして語るやつ、世界共通なんですねえ。確かにアフリカには時間がルーズとか以上に空気感がゆったりしてると感じます。同じ発展途上国でも、同じような人で溢れかえるバスターミナルでも、アジアみたいに喧騒に包まれててもみくちゃにされそうな感じがあまりありません。アフリカの人たち一人一人がそういう部分を大切にされてるんかなと感じました。(ちなみに僕は先の二項対立のやつ、あまり好きではないですけどね。モノに幸せを求めない心構えなどは大変結構ですが、都会の人たちが人とのつながりや温もりを忘れているみたいな言い草が大変気に食わない。このおっちゃんには悪意はなかったので楽しくお話を聞いてましたが。)

すぐ話が逸れますね。とにかくいろいろ話して楽しい夜でした。明日は早朝の汽車に乗りに行ってみるので、とりあえず徹夜です。ブログアップしたりします。


2 件のコメント:

  1. ジビエが食べれる宿、いいですね

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    1. これどういう意味かと思ってたけど、もしかしてウサギのことを言ってるのか...?

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