2016年6月30日木曜日

映画に音楽 -インド20日目-


エアコンないとこだとどうしても8時間以上寝れないっすね(←普段から睡眠8時間は欲しい人)。友人は朝からアーユルヴェーダマッサージを受けに行ってましたが、僕はもうゆっくりさせてもらってました。
今日はデリーのこのあたりで過ごします。

サブウェイがある!
ちゃんとしてるー!

インドと思えないひるごはん
味もちゃんと美味かったです。パンは焼くのかとか野菜はどうするかとか全部選べます。インドで完璧なサブウェイにありつけるとは。。。 セットにして250ルピーぐらいなので日本よりは安いですがインドではちょっと高いと思います。まあ値段の相場に応じてクオリティの相場も、なんでね。。

同室になった日本人(日本人宿なので当然ですね)の数歳上の方と友人と3人で、インド映画を観に行ってみることに!知らなかったんですけどインド映画はインド観光の目玉の一つっぽいですね。だいぶ前から友人とは「インド映画を見よう」という話はしてはいたんですが、まさかここまで勢いのある文化とは。インド映画は年間製作本数も観客動員数もハリウッドがあるアメリカを大きく離して世界一らしいですね。他に娯楽がないのも大きいでしょうが、これは想像を超えます。

お昼過ぎから、近場の映画館まで行ってみることに。

初のサイクルリキシャ
 10分ぐらい乗って一人10ルピー。どえらい安いな。
到着
最寄りの映画館はコンノートプレイスと呼ばれるデリーの中心的な商業地区にあります。このあと少し散策しましたが、海外の家電・服などのメーカーや、国内でも明らかに富裕層向けのお店が立ち並び、インドじゃないみたいでした。
チケットは買いましたが(150ルピー)、「荷物を持って入れない」「ロッカーはこの辺りには全くない」とのことで、上映まで時間があるので一度荷物を置きに宿に戻ります。

サイクルリキシャは後ろ向きの席もある。楽しい
サイクルリキシャで2往復しましたが40ルピー。運転手はだいぶ大変そうに力一杯漕いでいるように見えるんですが、維持費とかもあるだろうにやっていけてるんでしょうか。本当の現地物価がどうなっているのか不思議です。。。

今一度コンノートプレイスへ

こちら
時間の都合がついたヒンディー語の映画がこれだけでした。しかし見たとおり、これはサイコホラー映画。インド映画のイメージといえばB級な分かりやすいストーリーに、最後は大勢集まってきて歌って踊っての超分かりやすい大団円。そんな映画も探せばあるようですし、現地の大衆が集まるような20ルピーとかで見られる映画館があるのも承知してますが、長いと噂のインド映画をエアコンなしのそんな空間で見るなんて出来るわけがないですからね。。。ここにももうちょっと明るく騒がしい映画もあるはずですが、逆にイメージの対極にあるインド映画をインド人がどう見るのかを楽しむことに。

荷物も持てない上に身体検査され、館内ではスクリーン以外でも撮影が禁止されているという厳戒態勢っぷり。ということで一切の写真がありません。

飲み物も普通のカップのアイスティー(140ルピー)にしましたが、とにかく相場がインドじゃない。チケット150でコーラが200て。周りのインド人も西洋な格好してる人が多く、どうもお金がある人がくるとこみたいです。

肝心の映画ですが、とりあえずこの主人公のおっさんが恐らく脈絡なく、罪なき人をバールのようなもので殴り殺し続ける内容です。英語の字幕すらない、しかも「2.0」とあるので恐らく続編なので詳しいことが全くわかりませんが、明らかにバールのようなもので殴り殺し続けていることだけは明らか。
たびたびお客さんたちは主人公のセリフにかなりウケてるんですが、もう何が面白いのやらさっぱりわかりません。もしかしたら真顔でめちゃくちゃ面白いヒンディージョークを飛ばしているのかもしれませんが、それにしたってシチュエーションだけ見てもウケ得ないところで大笑いしてたりするんですよね。撲殺のシーンの直後で何を言えばあんなにウケるのかっていう。
一回セリフもないとこで、

主人公がバールのようなものを振り上げる
寝ている、このあと殺されるであろう男が気付いて目を覚ます
(客席がウケる)
主人公が鈍器をなんども振り下ろして撲殺

ていう流れがあったぐらいです。ウケへんやろそんなとこで!笑いどころがあまりにも違うんですね。イメージと対極にある映画を見たからこそ分かったことかもしれません。インドの方が死との距離が近いのも関係しているような気がしますね。面白い体験でした。

乾杯
明後日の朝出国、明日は空港泊なので今夜がインドの街で過ごす最後の夜です。なんとカンボジアのシェムリアップで知り合った方がデリーに来られているということで、合流して3人で少しお酒を。いつぶりでしょうか。

あのカオサンみたいな、メインバザールという通りにある飲み屋ですが、なんか突然爆音で生演奏が始まって話ができない状態に。楽団は4人編成で、後列2人(男性)はそれぞれキーボードと電子パーカッションパッド、前列2人(女性)の片方がエコーが明らかに効きすぎているマイクで歌を、そしてもう片方の女性がただスマホをつついているという衝撃的な楽団です。ほんで上手くないし、唯一聴ける可能性のある歌はエコーきつすぎて何が何やら。さらに歌姫(姫とは言ってない)やタブラ奏者などが次々と参入してきてどんどんカオスな状態に。最後の夜まで強烈ですねこの国は。。。


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