2016年6月4日土曜日

鉄路国境越えの難儀、そしてペナン -マレーシア1日目-


やっぱりというかなんというか、ガキがグズり続けててストレスフルな夜でした。ここでただただ他の乗客が我慢することが、子供を育てやすい社会ってことなんですかね。疑問ですが。
9時過ぎに、車掌さんが起こしに来てくれました。「5分後に国境ですよー」と回ってきまして、たしかにおよそ5分後に国境の駅に到着です。
国境駅
寝てる間にタイ南部ハジャイという街を通っているので、おそらくそこで切り離したんでしょう、10両ぐらいあった客車は4両ぐらいに減ってました。ホームの高さは日本のそれになってます。
列車を降ろされると、ホーム上にイミグレがあります。対面で別の列車が待ち構えていて、なるほどイミグレを挟んで対面乗り換え出来るようになってるんやなと思いながらイミグレへ。僕の番の直前で出国審査官が「ちょっと休ませて」みたいな感じで何故かどっか行ってしまったりして、手間取りながら出国。さらに同建屋の出国とは逆向きにマレーシア入国イミグレ。あれ?対面乗り換えできひんやん…?と、もとのホームに戻されます。もう一度タイ出国イミグレを素通りするよう案内され素通りしてみると、乗るべきバタワース行きは目の前で発車していきました。僕含む10人規模の旅行者が置いてけぼりです。係員にきいても「You missed.」とか。俺悪くなくないか?で、次の列車は2時間後。
国境の駅は駅前にも何もなく
ちなみに逆側は自動車の国境しかなかったです。どこ行ってもWi-Fi飛んでないし…。アタマ来ますねまったく。タイ入国の時も炎天下1時間待ちを食らいましたし、国境だけは我先に越えるべきなんですね。この無駄な待ち時間よ…
実は列車降りた時に「バタワース行き10:45」と見えたんですが、これも原因の一つでした。タイからマレーシアにはほぼ真南に進んでますが、国境越えると時間は1時間進むんですよね。たぶんマレーシアにはボルネオ島部分もあるからでしょう。なので乗り換え時間に余裕はあまりないのに1時間以上も余裕があるように見えたんですね。たしかにミスちゃあミスです。
これがバタワース行き列車
国境からバタワースはまあまあ近いとはいえ、これは完全にコミューターの電車です。このロングシート電車で2時間弱、、。まあいいけどもね。。4両しかないのに女性専用車まであります。いかがなもんでしょうかね。。。電車は水田や何かのプランテーションの中を突っ切って、いくつも駅に停まりながら、2時間弱ひた走り
バタワース到着
そして通路を通って、いよいよフェリーに乗り込みます。船賃はなんと1.2リンギット!1リンギットは26円ちょっとです。乗り場に日本からきた中古自販機がありましたが、ペプシ缶一本1リンギットでした。マレーシアは発展してると聞いてますが、少し辺境の物価はバンコクより安いようですな。
フェリー!
ペナン見えてきました!この旅、鉄道はことごとくかぶりつき出来ない車両ばかりなのでここぞとばかりかぶりつきます。
やっと到着。15時過ぎです。こんなはずでは…。
そもそもペナンは、鉄道で南下するときタイ鉄道とマレー鉄道の乗り換えがバタワースになるため、ついでに寄ろうと思って来ました。余分にかかるお金はあの船賃だけですからね。寄らない手はありません。せっかくなので一泊だけします。宿を決め、身軽になってここ、世界遺産ジョージタウンの観光へ!
向こうに本土。海はよいね
イギリス占領時代の旧市庁舎やて
当時の要塞
ビクトリア女王の時計台
銀行街、二階屋根なし二階建てバス
マレー鉄道で唯一線路がない駅、旧ペナン駅の税関らしい
フェリー乗り場の近くには水上家屋群があり、観光地化されている
どこぞの上海みたいなおもんない観光地化のされ方である
家屋群最奥からはやはり本土が見える
こういうふとした時の風景がこの街の醍醐味なんやろな、とか。
中国人のお寺や、
ヒンドゥー教の教会も
アートの街になってて、壁の絵が風景に連動したりしている。
写り込んでいる中国人は入れ替わり立ち替わりずっと写真を撮っているのでもう仕方がない
そこに写りこんじゃあ意味がないと思うんやが

、、、ということで駆け足になりましたが、旅行代理店で日本語ガイドマップを手に入れられたがために効率的に回ることに成功しました。歴史的経緯もありさまざまな人種、文化を持つ人々が暮らす島ペナンですが、その雰囲気は味わえたかなと思います。というか昼が長い!遅く着いたけど全然日が暮れなくて、明るいうちに思ったより歩きまわれたな、この季節はええなあ、と思ってたんですが、よく考えたら経度がほとんど変わってないままに時間が1時間進んでるんですね。どうりで19:30でもまだ少し明るいわけです。バンコクと同じと考えても18:30相当ですからね。なるほど。
ばんごはんはレストランがふざけた観光地価格ばかりだったので半屋台店舗で

ミーゴレン
4リンギット。安い。と思いきや宿に帰ると、
ほとんど同じ料理がサービスで食い放題になってました。
たまたまかもしれませんが、この宿たぶんアタリです。宿についてはまた明日かな。


というわけで、2日も更新が滞ってしまい一部の方にはご心配もかけた模様ですが、無事マレーシアに入国を果たし、観光もしちゃってるわけです。申し訳ございません。
単独行動に戻ったので写真をいっぱい撮ってしまい、また列車の中など原稿を書けるようなヒマな時間がぐんと増えたので、写真も文章も分量多めな記事×3になってしまいました。まあ裏を返せば一人旅は内面的になれるってことですね(言い訳)。

明日はペナンを出ちゃいます。ジョージタウン内は時間ないなりに結構十分まわれたと思うのでイミグレの時の悔いもないですね。よっしゃ。


5 件のコメント:

  1. 夢にまで見たリンギット文化圏突入ですか。
    マレーシアで「ドル」って言ったら「リンギット」のことらしいので気を付けてね

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    1. 夢にまで見てないかな。ナシゴレンの件といい、君はマレーシアにどんな夢を見ているのかね?

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  2. タイトルが「ベナン-マレーシア」に見えてどんな旅路を通ってるんだろう、こいつ頭狂ったか?と思いましたとさ(完)

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  3. 昔モバゲーでペナルティ食らうことをペナン島行きっていいましたよね

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    1. そうなんですか...。
      モバゲー流行った時期に僕まだ携帯持たせてもらってなかったんで全くピンとこないです......

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