2016年6月29日水曜日

さらばインド鉄道 -インド19日目-


昨日切符取ってたのでお分かりかと思いますが、今日はいよいよ、「インドといえば」なタージマハルに行ってみます!

AM4:50起床。
シャタブディ・エクスプレス
AM6:00、発車。なんでもインドが誇る昼行特急らしいですね。最速150km/hだとか。インドって考えるとめちゃめちゃ早い。。。
車内もこんな感じ
日本の特急と大差ない、いや足元の広さなんかは日本と比べ物にならないほど広いですわ。インドの本気ですね。クーラーも効いてごはんもついてます。200kmほどを2時間で移動して500ルピーちょっと。
あさごはん
うーん…。まあタダやからなあ…。このヨーグルトみたいなやつもヨーグルトと思って期待して開けたら薄いレモンジュースやったしなあ…。

アグラの駅に到着したのがAM8:00。ほぼ定刻。早速お目当てのタージマハルに行ってみます。タージマハルまでは5kmぐらいで、リキシャの相場は100ルピーぐらいとのこと。早速リキシャが集まる場所へ行ってみます。やはり高い。定価がボードに書かれてあるんですが近い西ゲートでなく逆サイドの東ゲートまで乗せようとします。曰く西ゲートはチケットが売ってない、と。
というか途中から「1day600ルピー」しか言わなくなりまして、「みんな1dayしか無いんか?」と言っても運転手達は目を見合わせて頷くばかり。「しょうがないなあーじゃあ1日チャーターするよ」ってなるとでも思ったんでしょうかね。当然ここを後にして別の場所で捕まえ直しです。西ゲートにチケットは売ってる、70ルピーで行ってくれる、というドライバーを見つけ、
無事西ゲートチケット売り場へ。立派。
まあこのドライバーも途中から降りるまで「1day, 600, ベリーチープ」のゴリ押しでしたけどね。まったく商魂たくましいやつばっかりですね。さすがタージマハルの街。
で、チケットが1000ルピー。アンコールワットみたいな感じですかね、。インドきたら行っとかなあかん、ぐらいの立ち位置なのをいいことに足元見られまくってます。なんか腹立たしい。清水寺は400円やのに。

ゲートも立派
そしてタージマハル
タージマハルから入口方向を望む
裏もきれい

うおーすごい、すごいんやけどね、、、



、、暑い



あづい。まだ9時過ぎというのにめーちゃくちゃ暑いです。インド、暑い暑いと言われながらここまでなんとか大丈夫な気温でしたが、これは無理。さらには白い大理石が日光を照り返し、地獄です。体感40度は確実に超えてました。
まあこの中も入れるんですがこぢんまり目な数部屋だけであんまり凄さは分からないし、これで1000ルピーか…。うーん…。金閣寺は500円やのに。
早めの昼ごはん
門前町みたいなエリアのレストランでチーズベジスパゲティ。インドのイタリアンどんな味かなと思いましたが、案外いけます。パスタは安定ですね。イタリアンというよりは新潟のイタリアンに近い感じがしましたが。
門前町でジェム選び
彼の名誉のために言っておくと、これはお使いであって、予算は彼の自前会計とは別から出ています。天然石のターコイズ。僕も昔からターコイズ好きなんですよね。見てるだけでも結構楽しいです。たとえインド価格でも手は出ませんけど…。というかアクセサリーつけるような柄じゃないし…。ともあれ、友人、ターコイズお買い上げです。
グレート救い
ここは観光地なのでWi-Fiカフェがございます。東南アジアでよく見たコスタコーヒー。他にもサブウェイとかドミノピザとか、チェーンがまあまあ揃ってますね。アグラには他にも、ハイデラバードのゴールコンダフォートのような城跡やいくつかの小さなタージマハルがあるらしいですが、もう暑すぎて仕事にならないので即決でパスです。

帰りは安いエアコン無しの指定席にしました。なんと100ルピー。タージ・エクスプレスという列車です。なにげインド鉄道に乗るのもこれで最後です。鉄道だけは名残惜しいですね。こんな鉄道ほかに無いでしょうから。


モニター「電車はオンタイムで、18:47に着きます」電光の時計「18:54」電車「(まだ来ていない)」正しい時刻「18:52」。
日本の感覚ではこれは何一つ合ってませんが、インドにおいてはこれらは全て何の問題もありません。表示通りに問題なく世界が進んでいます。
20分ほど遅れて"オンタイム"の列車が来た
車内はこんな感じ
ま、多少暑いですが窓も開くし、大丈夫です。何よりエアコンなしの車両はドア開けて乗り出してても何も言われないのがポイントですね。

最高かよ
8ルピーのチャイですが
ついにお釣りをアメちゃんで貰いました。まあ10ルピーのつもりだったんで全然。

まあそんな感じで、アグラ日帰り観光は最低限で済ませましたので、今日は観光した割にはそこまで面白いことはなかったですね。デリーの宿に戻るのみです。




zzz…




ガシャアンプシューーーーーーーー



!?!?!?!?
平穏な一日をのんびり終えさせてくれるほどインドは甘くありません。駅でもなんでもないところで電車が緊急停止。乗客は次々と座席を立ち上がります。僕もそれまで静かなる争い(肘置きの取り合い)を繰り広げていた隣のおじさんに「すみません何が起きてるんですか?」と訊いてみますと、前の連結器のあたりを指差して「チェーンがぶっ壊れたんだよ笑」


………「チェーンがぶっ壊れたんだよ笑」???????



野次馬が多すぎて状況が見えませんでしたが、要は連結器のどこかのチェーンがぶっ壊れて前の客車と離れちゃったとか。え?マジで言うてんの?なんかわかりませんが、ものの2,3分で修復、再び列車は疾走を始めたのです。えなにそれ?よくあることなん???ちょっとざわついてた人々も「ああ動いた動いた」みたいな感じで座って。インドでは普通なんか???この国はたとえ今から2年暮らしても、2年後の今日もまだ何かに驚き続けているような気がします。

さらには終着の直前まで来たところでなかなか入線させてもらえないようで止まったりゆっくり動いたりを繰り返し。風をアテにしているエアコンなし車の乗客には地獄です。こういうリスクも背負うのか。。。
ニューデリー駅とは別のターミナルに到着
ニザムディン駅といったはずです。さらばインド鉄道。流行ってなさそうなフードコートでピザを一切れ食って晩飯として、ヒマそうなリキシャドライバーがいっぱいいたので値切り倒したら(言い値200ルピーを100まで下げた)、ドライバーめっちゃ不機嫌になって運転が超荒い上に支払いも札を奪うように取り上げて何も言わずに去って行きました。ごめんて。

帰ったら11時近くになったのでぐったり寝るだけです。ここの宿(ここの部屋?)、ファンこそあるものの蒸し暑くて寝苦しいったらないんですよねえ。。。気が重い。。。

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