2016年5月3日火曜日

中国大陸の深夜高速 -中国7日目-


今日は(今日こそは)、いよいよ香港を発ちます。一路、東南アジアへ。

まずは香港脱出から。地下鉄を使って中国との国境まで行けるみたいなので、ゆっくり起きて10時過ぎにチェックアウト。街中で殆どの香港ドルを元に変えてから地下鉄へ。地下鉄って言っても、来た道と一緒なんですよね。上海からの列車は、国境以南はこの地下鉄に乗り入れて街中まで来てたわけです。(ちなみにこの街中と国境を繋ぐ路線、地下鉄と言いながら全線地上線です。)

羅湖駅
しばらくすると国境の羅湖駅です。わかりにくいですが、よーく見ると奥の時計が正午を指してますね。ちょうど正午でした。

羅湖駅出口改札
これもわかりにくいですが、手前が改札、そのまま奥に進むと出国のイミグレになってます。
そして出国、渡り廊下みたいなところを渡る途中外を眺めると下には河が流れております。うおー、いま歩いて国境を渡っている…!となりました。撮影禁止で写真がないのが残念。陸路越境はテンション上がりますよ。
そして再び中国に入国。イミグレを通ると…




そこはもう中国、深センです。地理でやりましたね。アモイ・スワトウ・シェンチェン・チューハイ・ハイナン島。そのシェンチェンがここ深センのことです。覚えてますか?経済特区ですよ。香港の隣町なんですね。
しっかし、国境を越えた瞬間この土地の使い方、やはり香港と本土は空気が違うのを実感します。もちろん再びGoogleやTwitter、LINEは使えなくなります。
ここから出てきた
この国境沿いが深セン駅になり、先人たちの情報を漁ってもここから夜行バスに乗った方々が多いのですが、バスターミナルから旅行会社から当たってみてもなんかラチがあきませんでした。
蒸し暑いのと晴れてるのに雨が降ってきやがったので早々にしびれを切らし、深セン地下鉄に乗って省の外に出るバスがよりたくさん集まる福田バスターミナルというところに移動。

地下鉄の4元きっぷ
切符というかこれ、トークンってやつですよ。カッコいい。IC専用自動改札みたいなのしかなかったんで試しにトークンをピッとやってみると通れました。こんなオモチャみたいな見た目してハイテクなのかよ。
地下鉄で10駅ぐらい先、竹子林駅まで。4元なら安いな。やっぱり交通機関とかは価格改定が難しいから全体的にまだだいぶ安めな印象。そして


窓口のお姉さんは英語が通じませんでしたが、中国南部は上海と違ってあの中国独特の漢字の簡略化があまりなされてないため結構お互い意味が分かったりします。簡単にチケットがゲット出来ました。国境近くの南寧まで、303元。
このあたり、どうやらなーんもすることがないので待合室で3時間近く待ちます。出た出た。待ち時間超長いのなんか放浪っぽいぞ。
15分前に乗車口に行くと乱暴な口調のお兄さんが「お前か、早よついてこい(推定)」 ごめんなさい、僕中国語わからないので…(英語) 「あぁん!???」 僕は中国語わかんないし喋れません(大声)「ああぁん!???」
現地の方が英語わからないのは全然かまわないのですが、ほんとにお仕事でやってるんですよね?と訊いてやりたくなります。普段着やし。
バスも先人たちのブログの写真と比較すると完全にハズレ。

せ ま い
日本の夜行バスの感覚からすると横になれるだけ良いのですが、、全長が170cmに満たない上に三列で幅も狭い。バックパックの置き場もないので途方に暮れます。18時発で(しかもコイツら定刻より4分ぐらい早く発車しやがった)、4時間ぐらいはバックパック抱えてみたり、枕にしてみたり、通路側の取っ手にパックのケツをひっかけて窓側に立て掛け、生じた直角三角形のスペースに体を通したり(これはかなりしっくりきた)してみます。2時間ぐらい深セン市内で人を拾い続けるバス。隣のベッドに荷物置いて後から誰か乗ってきても嫌やしなあ、などと思案しながら4時間経ったところでサービスエリア休憩が入りまして、さすがにサービスエリア休憩の後に人を拾うことはないだろうということで晴れて隣のベッドに荷物を縛り、あとは眠るだけです。んーー、高速バスも、難しい。
ちなみにサービスエリア休憩、晩御飯を買って戻ってくるとバスの電気が全部消え、運転士もどっか行ってました。目を離すと知らぬ間に発車されそうなのでずっとバスに張り付いてましたが、日本のみたいにちゃんと出発前には全員揃ってるか確認しに来ました。そういうとこがちゃんとしてるのが一番大事だ。

しかしまあ、青春ごっこを続けながら旅の途中なんて詞がこんなにも比喩でなく当てはまる日が来るとはね、、。

バスは大陸を西へひた走ります。



1 件のコメント:

  1. 中国圏のああん?ってのはwhat?の意味で悪気はないらしいやけど怖いよね

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