計画では昨日の今日で電車に乗ってしまおうと思っていました。日本のガイドブックには危険と書かれているものの欧米からの旅行者は普通に利用する近郊電車、メトロレール。これにほぼ手ぶらの状態で乗ってみるのが今回の計画なんですが、出発前にレセプションのにいちゃんに「どこ行くん」と聞かれ計画を説明すると、
「んーたぶん大丈夫やけど、今日は祝日やから人は少ないかもね...。明日の方がベターやね。」
...。また祝日。休んでばっかりやなホンマに。どうやら今日のはほんとの祝日で、前回のは国民の祝日ではなく単なる選挙休みだったようです。どうでもいいけどまた休みかよ〜。人があまり居ない休日、またしても動きづらい。
わたくし:なにかやることある?
「テーブルマウンテンとか登ってみたら?」
テーブルマウンテンというのはここケープタウンに来るときにも眺めた街の南側にそびえたつ山で、その名の通りテーブルがごとく頂上付近が平坦になっていてケープタウンが一望できるという観光地ですね。山か〜。山登りとか好き好んでやるタチじゃないねんなあ。。嫌いなもの:有酸素運動やからなあ。詳しく聞いてみると、山は観光地なので祝日の今日は人が多く、歩いて頂上と往復すると7時間、途中からロープウェイに乗ると片道10ドルぐらい。うーーーーん。ケープに来た人の多くが登るものとはいえ、大して有名でもない山に登って10ドル。。。片道4時間も山登りするのはこの貧弱な体にはキツいし、バックパッカーに往復20ドルもキツい。。。
考えた結果...
宿の近くから。向こうがテーブルマウンテン |
30分歩いただけで既にだいぶ景色が見えてしまったりする |
ちょっとの区間だけ無料シャトルバスが。 ロープウェイのふもと駅までタダで運んでくれる。当然乗る。 |
ふもと駅の時点でだいぶ見えてしまう |
ふもと駅。すごい人。 |
歩いて登ってしまった。。。。。。
キツかったーーーーーーーーいやーーキツかった。普通の運動靴でも登れるとは聞いてたけど、装備如何にかかわらずキツい。片道4時間の山登りは大概キツい。登山道には観光客がめちゃめちゃ居たし森ではないので見通しも良くて安心なんですが、単純に上りがキビシすぎる。こんなところで大事になったらほんとに大事に発展するのでめっちゃ休み休み行ってたんですが、それでも3/4ぐらい登ったところでへたりこんで残りを登るか本気で考えましたもんね。森じゃないせいで景色はだいたい見えてもうてるし。結局10分以上へたりこんだ挙句さすがに登ることにしたんですけどもね。
海抜1000mですって。よく登ったな。10ドルをケチるためとはいえ我ながらとてもよく頑張りました。眺めるに値する面白い地形ですよねー。登らんでもあらかた眺めれたけど。左手前にある山がライオンズヘッド、連なる奥のライオンズランプ、湾に向かって北を向いてつくられた街並み、アフリカと思えないビル群、スタジアム、、、。この街、確かに魅力的です。
街と逆サイド |
こちらがケープタウン |
テーブル部分には当然ロープウェイの山頂駅があって観光客がいっぱいいるほか、土産物屋と喫茶店があります。喫茶で水500mlのPETとりんごジュース1缶を買いましたが40ランドとかなり割高、そのへんはさすがきっちり観光地価格を取っていかれます。
山下りも当然徒歩。下りはすぐ終わるやろと思ってましたが、下っても下っても道が終わらずキリがない感じが怖かったです。分かれ道で往路とは別の、ロープウェイ駅に直接降りるルートを選択すると...
滝みたいになってるの見えますか |
道中のセブンイレブン。 |
ばんごはん |
スープをいただく |
明日こそデンジャラスな電車に乗りに行く、はずです!
「テーブルマウンテン」かの日本から見ることのできない「テーブル山座」のモデルですね。
返信削除いつのまにそんなアクティブな人になったんですか。父の血でも引いた?
あーーーーーーーテーブルさん座ってこれのことか!まったく知らんかった!もったいな!わかって登ってたらもっとモチベーションも上がったのに!
削除...いや、今回はヒマが祟っただけであって、むしろ登ってみて改めてあんな山たつくり星人には一生ならへんなという確認になったわ。。。